世界的大ヒット漫画「NARUTO-ナルト-」の著者である岸本斉史さんが原作を手がける新連載「サムライ8 八丸伝」が、令和初の「週刊少年ジャンプ」(24号/5月13日発売)でスタート。さらに新連載を記念して、5月10日~16日の7日間、本来公開されることのない100パターン以上に及ぶ岸本さんの秘蔵ネームを使った広告が、渋谷の各所で公開されています。

 新連載となる「サムライ8 八丸伝」は、岸本さんにとって実に4年半ぶりの新作。岸本さんが原作を手がけ、作画は長年アシスタントを務め、岸本さんが羨むほどの美麗筆致を誇る大久保彰さんが担当します。生命維持装置なしには生きられず、家から出たことすらない貧弱な少年・八丸(はちまる)を主人公に描くSF作品です。物語は、機械の体と人を超越した力を持つ“侍”になることを夢見ながらも、毎日オンラインゲームばかりしている八丸の前に、侍を自称する猫があらわれたことから動き出します。この設定を聞いただけで、ワクワクが止まりませんね。

 そんな、「サムライ8 八丸伝」の新連載を記念して、5月10日~16日の7日間、本来公開されることのない100パターン以上に及ぶ岸本さんのネームを使った広告を渋谷の各所で公開していますが、さらに5月13日からは東京メトロ半蔵門線渋谷駅の地下道壁面(7A出口よりすぐ)で超大型広告も展開中です。

 「前作の『NARUTO-ナルト-』を超えるのに必死なんです!!」と話す岸本さん。「週刊連載を4年間も休んでいると、感覚が素人同然なんです。それなのに周りからのプレッシャーが強い。あたたかい目で見守ってほしい」と言いながらも、「悠長なことを言っていると、打ち切られるのがジャンプだと理解はしています。気を引き締めて全力は尽くします。」と力強く語り、「今週から連載が始まります。それでは皆さま、ぜひぜひ最新作の『サムライ8 八丸伝』ご一読を!!よろしく!!」と、読者にメッセージを送っています。

■原作・岸本斉史さん コメント

〇『サムライ8 八丸伝』に略称・愛称を付けるなら・・
「サムライ」って言葉のどこかしらは含んでいて欲しいですね。ちょっと略し辛いタイトルではあるんです。そうだなー・・・・じゃあ、「サムハチ」でお願いします!!これがちょうどいいかなと。とはいえ、これはあくまで僕の希望ですよ。皆さんが呼びやすい名前で、略称使ってくださいませ(笑)。

〇読者の皆さんへメッセージ
昨年末のジャンプフェスタでも発表したのですが・・、前作の『NARUTO-ナルト-』を超えるのに必死なんです!!(笑)
週刊連載を4年間も休んでいると、感覚が素人同然なんです。それなのに周りからのプレッシャーが強い(笑)あたたかい目で見守ってほしい(笑)。・・・とはいえ、悠長なことを言っていると、打ち切られるのが
ジャンプだと理解はしています。気を引き締めて全力は尽くします。あとは読者の皆様へ送り届けるだけです。今週から連載が始まります。それでは皆さま、ぜひぜひ最新作の「サムライ8 八丸伝」ご一読を!!よろしく!!

■「週刊少年ジャンプ」 編集長 中野博之さん コメント

私が編集長になった時、すでに『NARUTO-ナルト-』の連載が終了して2年の歳月が流れていたのですが、元担当ということで、岸本先生の元へご挨拶に伺ったんです。「中野さんが編集長になったら、また週刊少年ジャンプで描きますよ。」いつか岸本先生はそうおっしゃっていたのですが、その日本当に徹夜で『サムライ8 八丸伝』の第1話目のネームを仕上げてくれていたんです。「…これは素晴らしいお土産を頂いてしまった!」という感動と共に「これはいける!」という、確かな手応えを覚えました。
『NARUTO-ナルト-』という王道中の王道作品を15年間描かれた後、次は…と思っていたら、これまた全世界的ヒットを目指せるフルスイングの王道作品!! それを生んでくれたことが、編集者としても、読者としても本当に嬉しく、連載開始が楽しみです。

(c)週刊少年ジャンプ2019年24号/集英社
情報提供:株式会社集英社

(佐藤圭亮)