街中などで猫を見かけると、つい話しかけながら近寄ってしまうことがあります。猫の声真似が得意な人は、猫の鳴き声っぽく呼び掛けたりもして。しかし……実は盛大に別物と間違えていたことも無きにしも非ず。そんな、猫好きあるあるな漫画が、同じ猫好きから「あるあるあるある!!」と共感されています。

 黒猫と一緒に生活しているツイッタユーザーのAKRさん。「愛ゆえに間違う(絵日記)」と題して、二つの経験談を漫画にしてツイッターに投稿しています。

 猫っぽいシルエットが部屋の暗いところにあると見えたAKRさん、近づいてしゃがみ込みながら、「そんなところで寝てるの?寒くない……あれ!?」実は自身が適当に脱ぎ捨てた上着が猫っぽく見えただけだった、というオチが。

 もう一つ。黒猫故に起こることなのか……ほぼ丸の状態で寝ている猫を、「丸くなってる、かわいいなぁ」と愛でつつナデナデしていたら、実は撫でていた部分はお尻の方。モゾっと動いた黒猫さん、“そこはお尻なんですけど?”若干眉間にしわが寄っている様子。真っ黒猫ちゃんの場合、ホントにきれいな丸になっていると耳までしまい込んでいる事もあるんで、よくよく見ないとどこに頭があるのか分かりづらかったりするんですよね……。

 そんな「あるある」を見た人たちからも、似たようなあるある話が。「玄関で猫に話しかけて反応がないなぁと思ったら紳士靴でした」「外で、白いレジ袋に話しかけた事あります」などなど。極めつけは、「塀の上にいる猫に話しかけたら、おじさんの頭(うわずみ)でした」と、何とも衝撃的な見間違いも。塀の向こうにいるおじさんの頭に向かって猫と思い込んで話しかける……シュール。

 そんなAKRさんの愛猫は、くろあん君という推定5歳の男の子。元野良猫さんです。保護されてAKRさんのところに来た時は、すでに生後半年を経過していたようですが、引き渡された最初の日から、AKRさんにべったり懐いていたのだそう。野良猫と言えば見かけるとすぐ逃げる、という認識を覆す懐きっぷりに、思わず保護していた獣医さんに「本当に元野良だったんですか?」と聞いてしまう程。

 くろあん君、ブラッシングをしてもらっている時にAKRさんが顔を近づけると鼻チューでしょ?と言わんばかりに、顔が近づくたびにドヤ顔で鼻チューを繰り返したり、くろあん君が寝ている向こう側にあるカバンを取りたいだけなのに、「ナデナデでしょ?」と頭を伸ばしてきたり。最高に愛されている自信たっぷりな様子を描いた漫画日記は11万リツイートされるほど。

 AKRさんとくろあん君のラブラブっぷりは、どうやら不滅のようですね。筆者宅の猫たちも、もっと甘えてきてもいいんですけどね?

<記事化協力>
AKRさん(@bou128)

(梓川みいな)