近年「生産者の顔が見える」商品が人気となっていますが、この試みに花王がチャレンジしました。新たに公開されたWEBサイト「花王の顔」では、それこそ“花王の顔”である「研究者」たちの顔と言葉を紹介。不向きと言われた油脂資源から生まれた未来型の界面活性剤に、テニスコート15面分の繊維を覆い、汚れをつきづらく、汚れを落ちやすくする技術……。なかなかの難題に挑戦した研究者たちの姿が見えてきます。

 日常で当たり前に使う洗剤。けれど、その「技術」を、どんな人がどんな想いでつくっているのか。社会の課題を解決し、未来の社会に貢献する姿を思い描きながら、日々研究を重ねる研究者たち。WEBサイト「花王の顔」で公開された第一弾では、未来型の界面活性剤「バイオIOS」と、汚れを落ちやすくつきにくくする「AC-HEC」を皮切りに、技術者の視点から紐解いたコンテンツと、大橋未歩さんによるリポートコンテンツ「Open the Kao」の大きく2つが用意されています。

 「バイオIOS」篇では、開発者である3名の科学者とエンジニアが登場。これまで洗剤には不向きと言われていた豊富な油脂資源を原料とする、界面活性剤開発への挑戦が明かされています。また、「AC-HEC」篇では、環境調和型のセルロースを原料にスポイト2滴の量で「テニスコート15面分の繊維を覆い、汚れをつきづらく、汚れを落ちやすくする」という難題に挑戦した、30代の若き研究者2名の開発秘話が紹介されています。なお、これらは動画コンテンツとともに、より詳しい開発者のインタビューが読める記事コンテンツとして公開。

 そして「Open the Kao」コンテンツでは、これまであまり知られることのなかった研究開発の現場をフリーアナウンサー大橋未歩さんが生活者目線でわかりやすくリポート。最新技術である「バイオIOS」の他、洗濯を取り巻く昔と今の変化を紹介する動画コンテンツなどが公開中です。

 ちなみに「花王の顔」の動画クリエーティブディレクターは、au三太郎シリーズのTVCMや、名曲「海の声」の作詞も手がけた篠原誠さん。そして今回の動画の音楽は、研究者たちの静かな熱意やひたむきな姿勢を応援することをテーマにオリジナルで作曲されています。アーティストは、T.V.not januaryで、曲名は「風たち」。130年間洗うに向き合ってきた花王だからできた技術と、研究者たちのひたむきだけども熱い想いを、優しい音楽と映像を通じて丁寧に伝えています。

情報提供:花王