1930(昭和5)年の発売以来、入浴剤の代名詞となっている「バスクリン」。その最新年間売上金額が、粉末タイプの入浴剤ブランドとして世界一であることが、様々な世界記録で知られるギネスワールドレコーズ社によって認定されました。認定式が2019年3月26日に東京で行われ、ギネス認定を記念した「26種類のバスクリンで作ったサンドアートムービー」も公開されました。

 婦人薬の中将湯から1897(明治30)年に生まれた日本初の入浴剤「浴剤中将湯」の成分をもとに、温泉成分などを加えて誕生した「バスクリン」。以来、お風呂でリラックスする時には欠かせない入浴剤として、多くの人の支持を集めてきました。国内外には、バスクリン以外にも様々な入浴剤が存在しますが、このたび「粉末タイプ入浴剤ブランドにおける最新年間売上金額」が世界一であるとギネスワールドレコーズ社に認定されたことで、名実ともに、世界一の入浴剤ブランドとなったのです。

 認定された年間売上金額は、2017年の1月~12月のデータ。実に4760万5000ドルにのぼります。認定証にはドル換算だけでなく、英ポンドとユーロに換算された金額も記されています。この売上金額の背景には、数多くの「バスクリンのお風呂タイム」があるんですね。

 東京で行われた「ギネス世界記録」認定式では、ギネスワールドレコーズ社から世界記録認定証が、株式会社バスクリンの古賀和則代表取締役社長に授与されました。世界一の証を手にした古賀社長は「お湯につかってリラックスするお風呂文化は日本独特のもの。バスクリンは1930年の発売以来、90年近くお風呂の健康効果について研究し、その結果を学会で発表してきました。若い世代ではシャワーだけで済ませ、お湯につからない人も増えていますが、お風呂は健康にいいということをアピールしていきたい」とコメント。日本のお風呂文化のすばらしさを世界に知ってほしいとも語りました。

 この快挙に、バスクリンがオフィシャルスポンサー契約を締結している、全日本スキー連盟のスキージャンプ男子ナショナルチームを代表して、バスクリンと同じく長年ナショナルチームの顔として活躍する“レジェンド”葛西紀明選手が祝福のメッセージを寄せてくれました。葛西選手は「日本のみならず、海外でもバスクリンのお風呂に入っています」と話し、さらなる世界記録を作ってほしい」と応援しつつ、「ぼくもまだまだ頑張ります!」と、アスリートとしての気持ちも明らかにしていました。


 また、このギネス世界記録を記念して、「バスクリン」シリーズ26種の粉末を使って制作した、サンドアートのムービーが披露されました。国内外で活動するサンドアート集団「SILT」が色とりどりのバスクリンを使って描くのは、ひとりの女性が幼少期から母になるまでの物語。お風呂で過ごすひと時が物語の中心になっています。家族の健康と幸せを願い、日本のお風呂とともに歩んできた「バスクリン」の世界観が表現されています。


 このサンドアートムービーは、2019年3月26日からバスクリン公式YouTubeチャンネルで公開されています。また、今回のギネス世界記録認定を記念して、感謝の気持ちを込めた「バスクリン」1年分がプレゼントされるTwitterキャンペーンも3月26日からスタートしています。

取材協力:株式会社バスクリン

(取材:咲村珠樹)