映画館で見る映画って迫力満点。スリルのあるものやホラー系はついドキドキして誰かの手を握りしめたくなる時もあるでしょう。そんな時に、とあるネットユーザーが映画館に持ち込んだ「疑似彼の手」が、ネット上を騒然とさせています。

 「えいが上映中正気を保てるよう手袋に小麦粉を詰めてにぎにぎ出来るようにした擬似彼の手を作ったんですけどみんな真似していいからね。。」と、その画像をツイッターに投稿している、ネットユーザーの“やまね(こ)”さん。その投稿には、小麦粉と思しき粉が使い捨ての半透明の手袋に詰められた様子が。さらに、その後のツイートに「写真はお天気になってご機嫌な助手席の彼と移動スタイルの彼です。」と、小麦粉入り手袋の様子をツイッターに投稿しています。

 これを見た人たちからは、「既に正気保ててない」「買い物や食事の時間を一緒に過ごしたりポケットに忍ばせて話しかけたりするのもいいですね」といった意見のほかに、握りつぶして粉だらけにしてしまいそうというリプライや、「アダムス・ファミリーのハンドくんみたい」「(ジョジョの奇妙な冒険の登場人物の)吉良吉影思い出した」という声も複数。

 これを作ったやまね(こ)さん、これ入れる粉によって触り心地が違うのかな?というリプライには「家にあったいろいろな粉で試してみたのですが、片栗粉だとキュッキュッ感があったり同じ小麦粉でも強力粉だと跳ね返りが弱かったりしたので、おすすめは薄力粉です」と返答しています。

 ただ、小麦粉はアレルギー症状を引き出すもとにもなるアレルゲン物質。少しのアレルゲンを吸い込むだけでアナフィラキシーショックを起こす可能性がいる人がいるのも確かです。触り心地と重量感には物足りなくても、粉類を詰める方法よりも空気で膨らませるという方法を、筆者個人的にはお勧めしたいと思います。

 空気手袋は、筆者が外来看護師時代に、泣き止まないちびっこに作ってあげたらとても喜んでくれました。それぞれの指の先に簡単な顔を描いてあやすと、泣き止んで笑って、すごく気に入ってくれました。簡単にできるおもちゃで、保護者の人からも喜んでもらえました。

 家にあるもので簡単にできる、ちょっとした遊び心のあるものなので、色々と応用が利きそうな気がしますね。

<記事化協力>
やまね(こ)さん(@ymn_co_19)

(梓川みいな/正看護師)