2月19日、都内で「Johnny’s×SHOWROOM 新プロジェクト記者発表会」が行われ、関西ジャニーズJr.内のユニット「なにわ男子」の藤原丈一郎さんと大橋和也さんが、ジャニーズ初のバーチャルアイドルとなる海堂飛鳥(かいどうあすか)と苺谷星空(いちごやかなた)として活動することが発表されました。これまでに数多くの国民的人気アイドルを輩出してきた「ジャニーズ事務所」が、国内ライブ配信プラットフォームの最高峰である「SHOWROOM」とタッグを組み、ついにネットの世界へ本格進出。オリジナルのバーチャルキャラクターによる動画生配信をおこなっていきます。

 この「バーチャルジャニーズプロジェクト」と銘打たれた新プロジェクト。第1弾として、海堂飛鳥と苺谷星空という、ジャニーズ初のバーチャルアイドルがデビューします。それぞれの声を担当するのは、関西ジャニーズJr.内のユニット「なにわ男子」の藤原丈一郎さん(海堂飛鳥)と大橋和也さん(苺谷星空)。総合プロデューサーはSHOWROOMの前田裕二社長が務め、キャラクターデザインを担当したのは、動画投稿サイトを中心に活動し、関連動画再生回数がなんと4億回を超える超人気クリエイターユニット「HoneyWorks」のイラストレーター・ヤマコさんです。プロジェクト初の動画生配信は、2月19日21時30分ごろを予定しています。



 この日、記者発表会に登壇したSHOWROOMの前田社長は、プロジェクト立ち上げの経緯について、以前から「ジャニーズ事務所の企業理念『エンターテイメントを通じて世界中の皆さまに幸せをお届けする』に共感していた」と話し、「そういった価値観をインターネットにも染みわたらせたい」と説明しました。

 前田社長に続いて、ジャニーズのバーチャルアイドル第1号の声を担当する、藤原さんと大橋さんも登場。「新たな挑戦で最初はすごくビックリした」と話した藤原さんですが、同時に「貴重な体験でとても楽しみが大きい」と語り、自身が担当する海堂について「僕は漫才とか好きなんですけど、海堂飛鳥はクールなキャラ。やりながら徐々に習得していこうと思う。いずれは世界に配信」と、意気込みを見せていました。

 一方の大橋さんは「僕と苺谷星空はキャラクターが似ていて親近感が湧いた」と話し、「配信ということでファンのみなさんと近い距離でしゃべれるので今から楽しみ」とコメント。さらに「ジャニーズ事務所がバッと世界に行けたら。アニメファンの方にも好きになってもらえるように頑張りたい」と、これからの展開に対する希望を力強く語りました。

 ちなみに、藤原さんが声を担当する海堂飛鳥は、普通の学校に通いながらもアイドル活動に励む高校生。クール系の王子様キャラクターで普段は冷静なのですが、実は大の野球好きで、野球の話になるとつい熱くなってしまうという性格です。そして大橋さんが担当する苺谷星空は、普通の学校に通いながらもアイドル活動に励む高校生。やんちゃで無邪気な元気っ子で、笑顔が可愛く甘え上手な面を見せつつも、芯の強いところもあるというキャラクターとなっています。

 前田社長は藤原さんについて「一言で言うと純粋で真っ直ぐ。時々、不器用と思えるくらいにお客さんやエンターテインメントに対して真面目にまっすぐ向き合ってる。インターネットの世界は嘘があるとお客さんに伝わってしまうので、そのピュアさや真っ直ぐなところをインターネットを通して伝えていけたら」と印象を語り、大橋さんについては「太陽みたいな、周りがつい明るく笑顔になるポジティブ性を持っている。国境を越えて世界中を照らしてくれるんじゃないかと思いました」と、それぞれのキャラクターに選んだ理由を説明しました。

 ジャニーズとSHOWROOMが融合することで「新しいものを作りたい」と話し、いずれは「バーチャルアイドルが歌う曲を、ジャニーズのアイドルが実際に歌う」という楽曲提供や、アニメ展開も考えていると語った大橋社長。「日本だけでなく世界に向けて、2人のバーチャルアイドル、ジャニーズの可能性を発信していきたい」と、ファンならずとも楽しみな今後の展開も教えてくれました。

 初回の生配信は2月19日の21時30分ごろを予定。第2回以降は、土日祝日を含む毎日21時30分ごろを予定しています。これからの展開も非常に気になる「バーチャルジャニーズプロジェクト」。オフィシャルサイトで公開される情報もぜひチェックしておきたいものです。

(取材:佐藤圭亮)