恋する人の一大イベント「バレンタイン」。昨今では、告白のためにチョコをあげたり、作ったりすることは少なくなり、友人同士で交換する「友チョコ」や、自分が食べるための「マイチョコ」を用意して、バレンタインを愉しんでいる方も多いようです。

 そんな変わりつつあるバレンタイン事情の中、一風変わったマイチョコを作っていた女の子がいました。バレンタイン前日の2月13日。夕飯の支度をしていたmarieさんの横で、9歳になる次女さんがつくったチョコとは?

 「次女の手作りチョコレート。なぜそのデザイン」と、母であるmarieさん自身も困惑するほど。そのチョコのデザインはというと、カップのひだの部分を髪の毛のチリチリに見立てて作られたような「アフロ」と、ホワイトチョコでご飯を、茶色のチョコレートでカレールーを表現した「カレーライス」という謎の組み合わせ。ピンクのペンチョコで、カレーの中の具材まで細かく表現されています。「アフロ」と「カレーライス」……そうきたか!


 普段から、ユーモアあふれる発想でmarieさんを驚かせている次女さん。なんと独創的な感性が評価され、日常生活の中での出来事を盛り込んだ「自分ことわざじてん」なるものが、書籍化されるまでに至ったとか。それを聞いて、この2つのチョイスにもなんとなくうなずける気がします。

 このチョコを見た瞬間、marieさんは笑ってしまったそうですが、次女さんにアフロとカレーライスにした理由を聞いてもらったところ、チョコ色がカレーの色、アフロの色に似ていたからとか。可愛らしいチョコですが、味は美味しかったとのこと。marieさん曰く「自分で作るのと食べるのが楽しみでバレンタインに参加していたので、意中の人にあげるという概念はなさそうです」とのことでした。

 そんな独創的でユーモラスな次女さんに、将来どのようになってもらいたいですか? と母であるmarieさんに聞いてみたところ「何もありません。本人の好きなように生きて欲しいです」と語って下さいました。次女さんの自由で独特な感性は、これからもすくすくと育っていきそうですね。

<記事化協力>
marieさん(@izakayamarichan)

(黒田芽以)