福本伸行さんの大人気まんが「賭博黙示録カイジ」の中国完全映像化「カイジ 動物世界」。これまで主演のリー・イーフォン、利根川的立ち位置のキャラクターを演じるマイケル・ダグラスをフィーチャーした重厚なキャラクタービジュアル、そして場面写真などが公開されてきましたが、ついに予告映像とポスターが解禁されました。

 原作はシリーズ累計2150万部を超え、日本でもアニメや藤原竜也さん主演で実写映画化された「賭博黙示録カイジ」。中国版では総制作費70億円を投じたという渾身の作品となっています。

 ポスターは手札をかざして「限定ジャンケン」に挑むカイジ(リー・イーフォン)の表情の下に、その会場であるギャンブル船のボールルームが配置されたもの。ダークなギャンブル勝負のムードと、カードだけでなく人生を賭ける覚悟を見せるカイジの瞳が印象的です。

 そして公開された予告映像は120秒あまり。すでに場面写真で公開された原作第1章「希望の船」の舞台であるギャンブル船でのシーンでは、会場の圧倒的スケール感や宙を舞う「限定ジャンケン」のカードなど、重厚かつ華やかな映像美を見せています。また、電車内で謎のピエロが見せる卓越したアクションシーンも注目です。



 これらの映像作りには、「スパイダーマン」や「X-MEN シリーズ」などハリウッドの第一線で活躍するCGスタッフ総勢150人が参加。そして音楽はアカデミー賞(R)受賞スタッフが担当し、映像に彩りと情感を加えています。

 映像のすごさばかりに目がいってしまいますが、予告映像にはカイジがギャンブルの世界に足を踏み入れるまでのドラマも紹介されています。なぜカイジは「人生逆転」を志すようになったのか。そして勝負を通して描かれる“人生は逆転できる”という前向きなテーマを感じさせる内容になっています。

 「カイジ 動物世界」は、2019年1月18日より東京のヒューマントラストシネマ渋谷、そして1月下旬より大阪のシネリーブル梅田にて開催される特集上映「未体験ゾーンの映画たち 2019」で上映されます。

(C)福本伸行 (C)Ruyi Films & Fire Dragon Guo. All Rights Reserved.
情報提供:AMG エンタテインメント

※訂正:初出時、AMG エンタテインメントから提供をうけた情報をもとに「脚本は原作者の福本伸行さんの監修のもと数十回も書き直され、練り上げられたと」と紹介しておりましたが「福本先生は脚本に関わっていない」との修正情報が届いたため、該当か所を削除し訂正とさせていただきます。

(咲村珠樹)