小説や単行本など、本には帯が付いている事が多くあります。帯には作者の書下ろしイラストが載っていたり、著名人の推薦文があったりするので取っておきたい人も多いハズ。でも、そのまま本棚に入れておくと、他の本を出し入れした時に擦れたり引っ掛かって破れたりしてしまう事も。こうした事故を回避する豆知識が話題になっています。

 漫画「外れたみんなの頭のネジ」(アース・スターコミックス)の作者で知られるホラー漫画家の“洋介犬”さんが、古本屋さんで教えてもらったという豆知識。「『漫画単行本の帯を捨てたくない!』という皆様へ。僕はこうやってカバー裏本体に巻いてます」とその方法を写真付きでツイッターに投稿しています。

 単行本にはカバーが付いていますが、そのカバーを一度外し、帯を本に巻き、その上からカバーをして戻しています。こうする事で、帯が擦れたり、色あせたりする事もなくなり綺麗なまま状態を保つ事ができます。

 これを見た人たちからは、「本を買う度にデザインしてる人のことを思うと捨てられなくて…活用させていただきます!」「いいことを教えてもらいましたー たしかにこうすることで劣化を防げますね!」「これは、画期的です!!参考にします」「労力や資材なしで手軽に保存できるのはいいですね」と、皆さん目から鱗が落ちた模様。筆者も目から鱗でした。なるほど、何で今までこの方法に気が付かなかったんだろう……。

 帯をしおりの代わりに挟んでいたり、別に保管している人もいましたが、カバーと本の間に帯を巻いておくのが一番簡単でキレイに保つ事ができそうです。帯も本の中身のひとつと思うと、なかなか捨てるに捨てられなかったりしますもんね。できれば買った時の状態のまま保ちたいところ。

 これから冬休みに入る人も多いかと思います。休みの間に買った本はもちろん、実家に帰省できる人は、自分の部屋の本の帯をこうやって保管してみては?

<記事化協力>
洋介犬さん(@yohsuken)

(梓川みいな)