世界のアジアの野生ゾウや家畜ゾウをとりまく環境は、実はとても厳しい現状。そんな現状をより多くの人に知ってもらうため、那須ワールドモンキーパークではこれまでにも様々な取り組みを行ってきましたが、10月7日(日)に「象のUNKO★elephant paper」と共催で、園内にてゾウのうんこから紙を作るイベントを開催します。

 ゾウが1日に排泄するうんこは約100Kg。このうんこは殆どが繊維質で、雑食性動物や肉食動物よりもニオイがきつくないのが特徴です。このうんこを使って、洗浄、煮沸、消毒、をして紙の材料となる原料を作ります。この原料を使って紙を作ってもらいます。

 この活動を行っている「象のUNKO★elephant paper」とは、死んだゾウから取れる象牙よりも生きている象からしか取れない、象の「うんこ」に価値を見出して象たちを絶滅の危機から救いたい。また野生動物にあまり興味が無い方にも伝わる「うんこ」を武器に活動を行っている団体。これまでにも様々な動物園などでこういった活動を行っています。

 また、那須ワールドモンキーパークの日本ラオス親善ゾウは、2012年にやってきた2頭の「日本・ラオス親善ゾウ」。ゾウライド、エサやりを通じてのふれあい体験などでお客さまを楽しませてくれています。又、実際に間近に見て触れてその大きさを感じてもらい、ゾウと人との関わり方を知ってもらうことで、ゾウを含めアジアの動物たちの保全を目的とするAWRC(アジア野生動物研究センター)と業務協力をしています。今回、このアジアゾウのトンクーンとナッドのうんこを使い紙を作ります。

 日時は2018年10月7日(日)。時間は1回が11:00~12:00、2回目が13:00~15:30まで。参加費は1回300円で、場所は那須ワールドモンキーパーク ゾウの森で開催。定員は60名(なくなり次第終了)となります。

情報提供:那須ワールドモンキーパーク