奈良といえば大仏と鹿と神社仏閣。そんな奈良のとある風景を切り取った写真が、まるでアフリカだと話題になっています。

 この風景、実は奈良の若草山の山頂で撮影されたもの。夕日に浮かぶ、2頭の鹿のシルエットと草木のまばらな感じ、うろこ雲ひろがる空の様子が、何だか日本ではないどこかを感じさせます。ライオンキングの名曲「サークル・オブ・ライフ」が聞こえてきそう。ンナァーーーーーーツィゴンニャァーーーーーーーー!!!

 写真を撮影したネットユーザーの“ちびオオセンチ”さんがこの風景を「アフリカかと思うだろ?奈良だ。」と写真をツイッターに投稿したところ、場所を特定してリプライする人、その風景に魅せられる人、うっかり騙されかけた人などから次々と反響が。ついには16万ものいいねがつけられています。

 ちびオオセンチさんによると、この場所は公園東側の車道から続く駐車場を登ったところの、若草山山頂との事。若草山は観光地としても有名な場所ですし、学校の修学旅行でも行った事があるという人も多いと思うので、分かる人には分かる写真となっているようです。

 2頭の鹿は草を食んでいるのか、頭を下げているシルエットは、鹿と言われなければ他の動物にも見えなくもありません。彼方に沈みゆく夕日は、地平線に沈む様子をも思わせる雰囲気。夕暮れ時の若草山の、古都とはまた別の表情を写しだしているこの写真。思わず、夕暮れの若草山に実際に行ってみたくなる風景ですね。

<記事化協力>
ちびオオセンチさん(@chibiohsenchi)

(梓川みいな)