大型犬を飼っていると、まれに予期せぬ事故に巻き込まれる事があります。でも中にはまれではなかったりする人もいるようで……。そんな、飼い主さんが保険の請求書に描いた「現場の略図」が、略図というより思わず和むと話題になっています。

 飼い主のハマジさんの愛犬、おシルさんことシルビアさん。おシルさんは最近動物病院で歯のクリーニングをしてもらい、これを機にハマジさんもおシルさんのデンタルケアに本腰を入れた模様。ちょっとお高めの歯磨きガムを奮発しておシルさんに噛ませていました。

 しかし、ここで悲劇が。小さくなった歯磨きガムを指で持っておシルさんに噛ませていたのですが、ほんのちょっとリビングに目をそらせた隙に、ハマジさんの指ごと奥歯でおもいっきり咀嚼!硬いガムをしっかりと指ごとよく噛んでしまったおシルさん。痛みに悶絶するハマジさん。あまりの痛さに病院に駆け込み、診察を受けた結果……骨折。以前にもハマジさんはおシルさん絡みで骨折しており、今回は2017年12月以来、5回目となる模様。しかし、おシルさん以外の骨折も実は多く、骨折回数は二桁超えてるそうです。2018年2月にも骨折していて、その時は猫ベッドに足をぶつけて骨折したのだとか……。

 そんな災難続きのハマジさん、骨折のたびに保険の請求書を書く事となる訳ですが……その書類に書く「現場の略図」が徐々にこなれて、いつしか可愛く思わず和むものに。ちなみに以前もこの可愛い「現場の略図」がネットにアップされ話題になったことがあります。

 そこで今回も「事故原因および事故状況」と、「現場の略図」をハマジさんがツイッターに投稿したところ、元損保会社の人からは、「こんなに状況が手に取るように分かりやすく、それでいて可愛らしい事故報告書は見たことがありません」と絶賛。にっこり顔でガム(と一緒に指)を噛むおシルさんの「現場の略図」に、「絵がグレードアップしてる」と感心する人や、「申し訳ないけど笑った」「すごく気の毒だけど笑える」「毎回このシリーズが楽しみ」と、けがの度にツイッターに投稿される保険請求の内容が既に楽しみになってしまった人もいる様子……。


 今回はおシルさんはガムを噛んでいただけで、ハマジさんの指には全く気が付いておらず、ハマジさんが目を離さなければ防げた事故だったという事ですが……災難といってもいいかと。もはやシリーズ化してしまった感のある、保険請求の略図ですが、もうこれ以上は痛い目にならないことを祈るのみですね。

 ちなみに、この事故の後、歯磨きガムは4等分に切って小さくして与える事で事故を回避する策としたという事です。

<記事化協力>
ハマジさん(@xxhama2)

(梓川みいな)