いい加減言い飽きたくらいの勢いで酷暑が続いていますが、異常気象過ぎてペットたちも快適な場所を求めるのに一生懸命。兵庫県西宮市のとある文具店でも看板犬がお店の床にしょっちゅう落ちている事態となって話題になっています。

 このわんこは、西宮市の文具店である「安田文具店」さんの家の看板犬「カンナ」ちゃん。カンナちゃんは前の飼い主さんが体調を崩して飼えなくなり、泣く泣く手放さざるを得なかったところを、獣医さん経由で8歳の時に安田さんのもとにやってきた柴犬の女の子。現在11歳の甘えん坊で気ままな性格だけど大人しいカンナちゃんは、お店の看板犬として大人気です。

 そんなカンナちゃん、ここ最近はお店の奥の自宅から出てきてはお店の床に寝転がっているのだそう。その様子を飼い主である店主の安田さんが「本日は柴犬が店内に落ちまくっていて、ご来店いただいたお客様にはご不便をお掛け致しましたこと、お詫び申し上げます。回収しても回収しても、気がつけば、といういたちごっこを繰り返している今日この頃です」とツイッターに投稿したところ、たちまち話題に。この投稿に、「うちの店でも柴犬が店内に落ちまくっていてお客様にご不便をおかけしています」というお店や玄関の三和土に落ちている柴犬が寄せられたり、猫も同じく落ちていたりとリプライには床に落ちているシリーズが。

 全国から来店希望が殺到している安田文具店さんですが、普段は犬が苦手なお客さんもいるのでなるべく回収して店のカンナちゃん用ベッドへ戻しているのですって。しかし今年の異常な暑さのせいで、カンナちゃんはお店の裏のお庭よりも、ひんやりと気持ちの良いお店の床に涼を求めに来ているみたいです。安田さんによると、夏場は床で寝ている事も多いのですが、今年は床に落ちている率が特に多いのだとか。ちなみに、冬場は店の奥のストーブにべったりなようです。

 文具好きと犬好きにはたまらない街の文具屋さん。カンナちゃんに会いに、行ってみたくなりますね。

<記事化協力>
安田文具店@西宮さん(@yasudabunguten)

(梓川みいな)