絶対に許されてはいけない、自分の欲望を満足させる為だけに相手を傷つける犯罪「痴漢」。ネット上では度々痴漢被害や、痴漢の冤罪についての議論が交わされています。そんな中、どうあがいても言い逃れできない方法で痴漢を捕まえた話がSNSで話題になっています。

「たったいま痴漢してるやつがいたから、持ってたマジックを使って
痴漢してる現場をビデオ撮影→動画に写るよう痴漢の手にマジックでマーキング→通報
って手順を踏んだら言い逃れできないくらい完璧な証拠が出来上がって痴漢連れて行かれました、さようなら」

 と、その手法を公開しているのは、ツイッターユーザーのヨスさん。痴漢現場を目撃したヨスさんは、友人から教わったという知識で痴漢を撃退したのでした。リプライではその手法の鮮やかさが評価される反応や、盗撮犯の現場をその場で取り押さえて捕まえたという反応、勉強になった、真似したいという反応などが寄せられています。

 このツイートの方法を詳しく解説すると、

1.痴漢を発見したら相手に感付かれないように犯人の顔が分かるよう動画で犯行の撮影を開始する
2.油性ペンで痴漢をしている犯人の行為に及んでいる手を動画で撮影しながらマーク
3.犯人の顔とマーキングした手を撮影後、乗務員に通報。

といった手順。

 油性ペンは片手でペンを操作できるノック方式のものが使い勝手が良いようですが、この方法について警察関係者に話を聞いてみると、「最善の方法は被害者が犯罪者を特定して直接確保し通報する事であるが、痴漢の被害に遭うというのは相当の恐怖がある為、周囲で気が付いた人が動画で犯人を撮影して証拠を保全する事は明確な証拠となるので手段としてはアリ。ただし警察としては推奨する方法ではない」との事。

 痴漢は性別問わず被害者が非常に強い恐怖と羞恥心を伴う卑劣な犯行だけに、加害者は強く非難されます。一方、痴漢をでっち上げるという話も出ており、冤罪にも十分気を付けたいところ。動画画像による証拠と油性ペンのインクによるマーキングの証拠の両方ある事で確実に痴漢犯を特定する事ができます。一方で、動画をネット上に晒す事はプライバシーの侵害にもなりかねない所があるのであくまでも証拠の保全としての動画撮影にとどめておくべきと言えます。

 こうした方法を行わなくても済む様な世の中であって欲しいし、欲求を卑劣な犯罪で解消する様な人がこの世からいなくなる事を切に願います。

<記事化協力>
ヨスさん(@YOTH_11)

(梓川みいな)