RPG好きでなくても知っている名作「ドラゴンクエスト」シリーズには数多くの名刀、伝説の武器が存在します。架空のものであるこれらの武器ですが、ジパングの武器職人と名高い匠の手により現代に蘇らせたものが4振り出揃い、SNS上で話題となっています。

 この伝説の剣は、現代のドラクエ武器職人としても名高いケンパパスさんの作品。いずれも元となる作中のデザインから実物大の大きさに型紙を起こし、木材や金属板などで独自に制作されたもの。筆者が子供の頃に見た実写CMに出ていた、あの1/1サイズを極めた剣4振りは、写真左から「いなずまのけん」(稲妻の剣)「ロトのつるぎ」「ゆうしゃのつるぎしんかい」(勇者の剣 新・改)「はやぶさのけん」(はやぶさの剣)。この剣の下にはコメントウインド風の名札もケンパパスさん自作のアイロンビーズで作られています。

 「小学生の頃の夢。1分の1の剣が欲しい。あれから30年自らの手で夢を叶え、家の一角にドラクエ博物館風スペースを設けました。出来た記念に久々にピカールで磨いてパチリ。ヤバイ自分の作ったもの見て鳥肌たった!」というコメントとともにこの写真がツイッターに公開されるや否や瞬く間に拡散。

 確かにこれは鳥肌も立ちます。重厚感のある稲妻の剣は天にかざせば稲光とともにモンスターを一撃しそうだし、はやぶさの剣はそのスラリとした刀身で一撃に2度切りつけるのも余裕。そして真ん中の伝説の2振りの剣。刀身の美しさはもちろん、鍔の部分のロトの紋章はどちらも美しく光り輝いています。この写真を見た人からは「これもう私からすれば国宝です!」「実物見たら凄すぎて気絶しそう」「ここが真のドラクエ博物館ですか!」などなどその作りの素晴らしさに絶賛の声が相次いでいます。

 ドラクエは多くのスマホゲームやVRアクティビティも人気で未だ勢いは衰えず。この4振りの剣、そのうちドラクエ公式の博物館ができたらそこに収まるのではと思わずにはいられません。

<記事化協力>
ケンパパスさん(@kenken88ken8pa)

(梓川みいな)