和服の着こなしって帯の締め方やちょっとした小物使い、着物の帯や柄でも個性が出るものですが、その和服の帯を留めるために締める「帯締め」の結び方がとても可愛いとネット上で話題になっています。

 山口県下関市でフルートの教室を運営されている、長門昌世さんがツイッターに投稿した帯締めの結び方がとっても音楽教室らしい締め方。結び目がト音記号になっているのです。

 「ツイッターで、帯締めをト音記号に結ばれている方がいて、真似をさせて頂きました!なんとか写真を見ながら、完成です。今度から、演奏会は、この結び方でいきます!」とその帯締めの結び目をツイッターに投稿しています。確かにきれいなト音記号!この結び方、以前より和装界隈では話題だったそうで、よく和装でライブをやっている筆者の友人も「Facebookで見てやってみたいと思ってた」という程。

 ト音記号の頭の部分が垂れてきそうにも思えますが、長門さんによると帯締めの紐がしっかりした素材なので形が崩れる事なく、キレイに保つ事ができるそうです。結び方は普通に帯締めを結び、その後にト音記号を紙に書く時と同じ要領で形を整えるだけ。「超不器用」と自称されている長門さんも案外簡単にできたそうです。

 なるほど写真をよく見ると、結び目から普通にト音記号を描くように紐が形作られています。ト音記号は中心からぐるぐると渦を描くようにして形をつくるので、結び目がしっかりできていればあとは普通にト音記号を描く要領になる訳ですね。納得。

 和装で音楽をやっている方にこの結び方がどんどん広まると楽しそうですね。

<記事化協力>
「ながと まさよ」フルート教室・長門昌世さん(@MasayoNagato)

(梓川みいな)