平安時代の大陰陽師として知られる安倍晴明。様々な伝奇物などにも登場するキャラクターとしてご存知の方も多いでしょう。京都には安倍晴明を祀った清明神社があり、多くの参拝客で賑わっています。その晴明神社公認のジュエリーが、天体望遠鏡で知られる総合光学機器メーカーのビクセンから登場しました。

 さて、安倍晴明を代表として世に知られる陰陽師。伝奇もののゲームや漫画、小説を通じ、式神を使って悪霊や妖怪を封じる……というパターンで知られるようになっていますが、優れたまじない師、占い師としてだけでなく、天文学にも通じているのが陰陽師という存在でした。星の運行を記録した陰陽道の資料も存在しています。特に安倍晴明を祖とする安倍氏(土御門家)は、天文学・暦学に長じた家系として、陰陽寮で主要な地位を占めています。

 この経緯を考えると、天体望遠鏡で知られるビクセンが、安倍晴明にまつわるジュエリーを手がけるのは、非常に自然な流れといえるでしょう。今回晴明神社公認ジュエリーとして登場したのは、安倍晴明の代名詞ともいえる、陰陽五行説を具現化した五芒星と、魔除け・厄除けの果物として知られる桃の実をデザインしたもの。五芒星は金のものと銀のものがあるので、お好みやTPOに合わせることができますよ。また、桃にも小さな五芒星のパーツがついています。

 価格は、五芒星(金・銀)が税込2000円、厄除桃が税込2500円。3月12日より晴明神社公認ショップ「桔梗庵」にて販売が始まります。

画像提供:株式会社ビクセン

(咲村珠樹)