「プッチンプリン」というプッチン推しの商品名にもかかわらず、2016年に行われた「プッチン国民投票」では、「プッチンしない派」に僅差で敗れた「プッチンする派」。その第2回投票にて、プッチンする派が雪辱を果たした。

 「プッチンプリン」は江崎グリコが1972年に発売し、46年目を迎える国民的プリン。名前の通り、プッチンしてお皿に移せる楽しさと、プルル~ンとした食感が特長だ。

 しかし、2016年に行われた国民投票では、まさかの「プッチンしない派」が勝利。そこで約1年の時を経て、再度勝者を決めるべく「第2回プッチン国民投票」が開催された。

 2017年11月から2018年2月14日まで約3か月かけ行われた投票には、116万156票が投じられた。結果、プッチンする派が50.1%の支持を集め、前回覇者のプッチンしない派49.9%に僅差で勝利。

 プッチンプリン商品担当者によると「昨年まさかの“プッチン”する派の敗北があっただけに、今年は緊張感がすごくありました」と、前回の衝撃を告白。反省を生かし、今開催では様々な施策が行われた。

 まず、今年は「親子で“プッチン”」をスローガンに、“プッチン”する楽しさを広める親子代表として関根麻里さん、青山ららちゃんを迎え、親子で“プッチン”をして食べる楽しさを訴求。

 中盤では、ネットで話題の様々なクリエイター達も「プッチンする派」応援のための作品を公開し盛り上げた。東大LEGO部によるレゴブロックでのあの曲線美を再現した作品や、フリー素材で人気の「いらすとや」の手による、ネットでおなじみの「あの少年」がプッチンする絵の公開など。なお、いらすとや制作の絵3点は、現在いらすとやにて配信が行われている。

 第1回、第2回と今のところ年1回ペースで開催されている「プッチン国民投票」。次回あるかは現時点不明だが、前回、今回と僅差で勝者が入れ替わっているだけに、もしあるならば、また新しいドラマが生まれそうである。もし次回があるなら、これをお読みの読者の皆様は、プッチンする派に投じますか?しない派に投じますか?

(宮崎美和子)