キッズ携帯にもメール機能が付いているなど便利な世の中になった一方、「郵便物のあて名の書き方が分からない」という子も増えているようです。そんなキッズ向けに日本郵政グループが出している「あて名書きテンプレート」が、あて名をまっすぐ書くのが苦手という大人にも便利すぎると評判です。

 このあて名書きテンプレート、少し前に公益財団法人 日本郵趣協会‏が「あて名が曲がらずに書ける! あて名書きテンプレートです。何円切手をはるか知らないこども、郵便番号の枠の中に電話番号を書くこどもも多いそうです。」とツイッターで紹介していますが、「大人でも欲しい」という声が相次いでいます。

 そういえばあて名の書き方って、自分が子供の頃はいつ覚えたんだったかな?と脳内の古い記憶の中をひっくり返してみたのですが、イマイチいつだったのか思い出せず。

 今どきはテレビ番組のプレゼント応募もハガキではなくデータ通信やインターネット・電話回線での応募ばかりになっていて、アニメ番組などの最後に出ていた「応募のしかた」のハガキ図も見かけなくなった気がします。特にラジオ番組の場合には一昔前には「はがき職人」と呼ばれる名物視聴者もいたんですが……。

 ともあれ、あて名の書き方テンプレートは縦書きでも横書きでも斜めになりがちな住所などを真っすぐに書くことができてかなり便利そう。あて名の住所と名前のバランスも取りやすいと好評です。

 このテンプレートは手紙の書き方体験授業を導入した学校で各学生向けが配布されるようですが、手紙の書き方体験授業というサイトの「授業用コンテンツ」内に小・中・高校生用のテンプレートが各種あり、自由にダウンロードして使うことができます。いずれも縦書きのテンプレートですが内容は同じ。A4サイズの紙に印刷して厚紙に貼れば使いやすくなりそうです。

 横書き用や海外用のテンプレートもあるといいな、という声も出ているこのあて名書きテンプレート、たまには丁寧に手書きでしたためて友人に絵葉書を送るなんていうのもいいですよね。

<参考>
公益財団法人 日本郵趣協会(@kitteclub)
手紙の書き方体験授業 – 日本郵便(http://www.schoolpost.jp/

(梓川みいな)