スーパーや八百屋さんへ行くと、時々やっている野菜の特売。安く手に入るのはいいけれど売っている単位が多すぎてつい腐らせてしまったりしなしなにさせてしまったり、というのは自炊していると経験ある人も多いかと思います。一度で使い切れない野菜を手軽に使えるようにひと手間工夫して保存しておくと色々と便利というメモがツイッターに投稿され話題になっています。

 葛梅さとり‏さん(@kzumchan)が提案する野菜の冷凍保存。「冬は食材を冷凍保存するチャンス。なぜなら最悪全部スープ(もしくは鍋)にすればいいしそれでかなり上等のごはんになるので。そして冬野菜は冷凍とも相性が良い。 特におすすめな野菜をピックアップ」という内容でメモ書きを画像で上げています。

 まず用意するものとして、ファスナー付き冷凍保存袋(大・小2種類)、ラップ、油性ペン、食用油、そして保存したい野菜。保存したものを入れた袋には素材名と日付を記入し、約1か月をめどに使い切るといいそうです。

 野菜は水分が抜けやすくパサつきやすいので油でコーティングしておくと水分が抜けにくくなるなる様です。

・キャベツ:葉はざく切り、軸は薄切りにして塩小さじ1/2、食用油小さじ2をまぶす。大きめの袋に平らにならしてなるべく空気を抜いてから冷凍へ。冷凍したものはそのままスープ、味噌汁、炒め物などに。ソーセージと一緒に煮るのも美味との事。

・ほうれん草:すぐしおしおになる野菜1位。塩を入れた湯で固めに茹でて、ぎゅっと絞ってざく切り。油小さじ2をまぶして小分けしてラップして冷凍保存袋へ。小松菜やチンゲン菜もこの方法でOKとの事。

・カボチャ:一玉や半玉で安く売っていても多い。そんな時はカボチャ玉がお勧めだそうです。種をスプーンでくりぬいて1/4くらいの大きさに切り、レンジ対応のボウルに入れます。ふわっとラップをかけて約6分加熱。火が通ったら皮から身をスプーンでこそげ落とし、軽くつぶしてほぐしたらラップに小分けして冷めたら冷凍保存。カボチャのポタージュ、カボチャサラダなどに応用が利きます。

・大根:気づいたらへなへなに萎れてしまって悲しい思いをするこの根菜。使いたい大きさのいちょう切りや半月切りにしてラップしてレンジで加熱。薄く切ったものは3~4分、熱めに切ったものは5~6分程度が目安。冷めたら冷凍保存袋に入れて平らにならして冷凍。煮物が早く煮えて便利との事。

・にんじん&ごぼう:ごぼうとにんじんは同じ大きさにささがきにして袋に入れ、平らにして冷凍。このミックスは応用範囲が広くお勧めとの事。凍ったままお米と一緒に味付けをして炊けば炊き込みご飯に。きんぴらやスープの具材にも。これも凍ったまま炒めて使えます。

・キノコ:好きなキノコ何でも3種類1パックずつ買ってきて手でほぐして混ぜて平らにして冷凍。炒めても煮ても使える万能選手。
番外として、もやしの保存。洗って保存容器に冷水と一緒に入れて表面をラップで覆っておきます。2日に1度水を交換する事で1週間くらい日持ちします。特売のもやしもこれで安心して大量買いできますね。

 このツイートに対して参考になった!という声がたくさん寄せられていますが、中に「白菜もざく切りで冷凍保存できる」「パプリカやピーマンも使いやすい大きさに切って冷凍OK」「大根や小松菜は加熱しなくても冷凍OK」「ねぎも冷凍OK」と有益な情報が寄せられています。

 最初から冷凍食品として売られている野菜類も手軽ですが、こうして安い時にストックしておくと節約になりますよね。使いたい時に使いたい量だけ使えるのも便利。さらにキノコ類は冷凍する事で旨味が増えるという事ですから、常備しておいて間違いなしです。ひと手間かけて賢く使い切る、自家製冷凍野菜はぜひフル活用したいですね。

<記事化協力>
葛梅さとり‏さん(@kzumchan)

(梓川みいな)