交通事故はちょっとした不注意で起こりがちなものですが、各県の警察では事故を減らすべく様々な取り組みをしているようです。
ちょっと前にも熊本県警がキャッチーな標語で交通安全を啓蒙していましたが、甲子園の近くでも発見され注目をあつめています。

ツイッターユーザーの宮本‏さん(@nywdr421)が紹介したのは4枚の写真。「甲子園警察ええどー」というツイートには、トラックの荷台に乗った電光表示板の姿が。そこには「甲子園らしい」言葉が並んでいました。

現在、兵庫県西宮市甲子園町の阪神甲子園球場では「第99回全国高校野球選手権大会」が開催中です。そのため全国各地から選手や応援団を乗せたバスが押し寄せており、今回話題になっている交通安全標語はそうした人たちを乗せた車やバスへ向けての物。

1枚目には「日本一!無事故あって 叶うもの!」、2枚目には「死球!痛し 事故!なお痛し!」、3枚目には「二輪運転 ストライクゾーンは 速度低め 注意高め」、4枚目には「横断は 盗塁同様 よく見てね!」と、それぞれ野球になぞらえたキャッチコピーが並んでいます。電光の文字の色も行ごとに変えてあったりと工夫されています。

死球!痛し 事故!なお痛し!


二輪運転 ストライクゾーンは 速度低め 注意高め


横断は 盗塁同様 よく見てね!

こちらは阪神高速道路の甲子園付近の高架下での取り締まりに使用されていたとの事。
ツイートへのリプライにも、「シャレのわかる甲子園警察さすが!」「企業や機関がこういう事をやると面白い」「関西ならでは!」「上手い!」など評判も上々の様子。

昨年(2016年)の交通事故は全国で573,842件。うち約半数が交差点内での事故という調査があります。(総務省「第65回 日本統計年鑑 平成28年」より)
運転中に思わずよそ見をしてしまうほどの奇抜さがあっては却って事故の元になり逆効果となってしまいますが、ひとめで分かりセンスも感じる標語ならばしっかりと心に届きそうですね。せっかくここまで来たのですから、事故を起こしてはもともこもありません。夏の甲子園決勝は8月22日を予定。決勝戦まで甲子園に注がれる熱視線と同じく、周辺道路には兵庫県警の熱視線も引き続き注がれそうです。

<記事化協力>
宮本‏さん(@nywdr421)

(梓川みいな)