これから高収入を目指したい人、さらには婚活中の女子たちも思わず耳がダンボになっちゃうアンケート調査をジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社が実施し4月18日に結果を発表しました。

 同社の発売するマウスウォッシュ「リステリン」に絡めたもので、「年収1500万以上と以外では、オーラルケアの意識に差があるのか?」というオーラルケア商品のメーカーらしい疑問を本気で調査しています。実際何か違いがあったのか?見ていきましょう。

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■1500万円プレイヤーの傾向

 国税庁「平成27年分民間給与実態調査」によると、年収1500万円を超えるビジネスマンは全体の僅か1.8%。ごく少数であることが分かります。一般で言えば「お金持ち」「エリート」「成功者」と呼ばれる人たち。婚活女子風に言えば「1500万円プレイヤー」といったところ。また、この1500万円プレイヤーは結婚適齢期の30代・40代になるとまだまだ少なくより希少なのだとか。

 一応この発表は、将来高収入を目指したい若者向けに「高年収ビジネスマンに近づくためのヒント」として紹介したものですが、キラーンとした女子目線で見るとこれまた違ったようにも見えてきます。

 まず調査は30代・40代の男性で年収1500万円以上とそうではないビジネスマンを対象に行われました。調査では「仕事に対する姿勢や普段の習慣」に関する質問を複数用意。その結果、6つの項目で特に差のあることが分かったそうです。

【1500万円男性と一般男性に差がある項目】
1:身だしなみ
2:体臭ケア
3:口内ケア
4:スキルアップ
5:運動習慣
6:食へのこだわり

 以上6項目では一般男性より、1500万円プレイヤーの方がより関心度を高く持っているそうです。特に差が大きかったのが体臭・口臭ケア。

 体臭は1500万円プレイヤーが80.3%気にしているのに対し、一般男性は71.5%。口臭ケアは1500万円プレイヤーが80.3%なのに対し、一般男性は70.0%とそれぞれ約10%も意識に差があったそうです。オーラルケアはじめ身だしなみのケアで「年収差の傾向が分かるの?」と当初懐疑的に見ていましたが、10%ですがどうやらその差は確実にあるようです。

 また、マウスウォッシュの3か月以上継続使用率は1500万円プレイヤーが49.7%、一般男性は42.2%とこちらでも僅かですが差が出ています。

 他にも、一般男性だけの「マウスウォッシュ継続使用者VS非使用者」で上記6項目を分析するとマウスウォッシュ継続使用者と、1500万円プレイヤーだけで出した比率がほぼ同じラインを描き出すことが分かっています。

 先ほどの体臭・口臭ケアなら体臭が一般男性の非利用者が62.6%に対し、一般男性の利用者は83.7%と約20%も高い関心を持っています。ちなみにこの場合、1500万プレイヤーは80.3%。つまり一般男性の使用者の方がより高い関心度を持っているのです。そのためこの分析では「継続使用者は“高年収ビジネスマン予備軍”のようなポジションに立っていると言えそうです。」と結論づけていました。

 やや強引な気がしないでもありませんが、その他のアンケート項目「1日3回歯磨きをする」でも、1500万プレイヤーが40.0%なのに対し、一般男性は26.3%というデータもあるので、年収差におけるオーラルケアの意識差はやはり確実にあるようですね。高年収ビジネスマンになりたい!という野望を持っている人はこれからの身だしなみの参考に、婚活中の方たちは相手を見極めるときの参考にしてもいいかもしれません。

【調査概要】
▼調査1「意識編」
・調査時期:2017年2月21日(火)~2月22日(水)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:30代・40代のビジネスマン男性540人 (年収1500万円以上147人、年収1,500万円未満393人)

▼調査2「実態編」
・調査時期:2017年3月17日(金)~3月20日(月)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:30代・40代のビジネスマン男性400人 (年収1500万円以上100人、年収1,500万円未満300人)

(栗田まり子)