荒川弘原作の漫画『鋼の錬金術師』(スクウェア・エニックス刊)初となる大規模原画展の開催概要および描き下ろしキービジュアルが解禁された。

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■開催は東京・大阪2カ所!

 『鋼の錬金術師展』は、ワーナー・ブラザース映画配給により2017年12月1日に公開予定の実写映画を記念し開催されるもので、今回明らかとされた情報によると東京・大阪の二カ所で開催されるという。東京は東京ドームシティ Gallery AaMo(ギャラリー アーモ)にて9月16日~10月29日までの44日間、大阪は大阪南港ATCミュージアムで11月3日~30日までの28日間開催される。それぞれ休館日は無し。

 また、公開された原作者・荒川弘が原画展のために描き下ろしたビジュアルは、完全版『鋼の錬金術師』18巻(2012年9月発売)以来、約5年ぶりになるという。主人公のエドワード・エルリックと弟のアルフォンス・エルリックや、ウィンリィ、マスタング大佐など原作で不動の人気を誇るキャラクターたちがそろい踏みの一枚になっている。

 展示内容も明らかとされており、漫画原画の展示数は100点以上。物語を読み進めるようにストーリーに沿って展示される。他にも、カラーイラスト、本展覧会のために描き下ろされた特製原画に、原画のメイキング映像も公開。アニメ資料からは、テレビアニメシリーズの絵コンテや原画が一挙展示され、声優による展覧会録り下ろしの音声ガイド(600円)に、会場限定のオリジナルグッズも用意される。なお、実写映画の紹介コーナーも設置されるが、この実写映画コーナーのみ無料ゾーンとなる。

 『鋼の錬金術師展』の入場券は前売りが一般・大学生1300円、当日1500円。他にも音声ガイド付き入場券も用意される。発売は先行販売が5月20日、セブンチケット一般が7月12日、各プレイガイドやアニメイトでも取り扱いが行われる。

 さらに『特別内覧会』の入場券が3月25日10時からセブンチケットにて先行販売される。料金は3500円(税込)で、パンフレットおよび限定グッズ付き。実施日は2017年9月15日に完全時間指定制で実施される。

■「Anime Japan 2017」でロイ・マスタング大佐劇中衣装を展示

 原画展キービジュアルと実写映画を両面にあしらったチラシが、東京ビッグサイトで開催の『Anime Japan 2017』一般公開日(3月25日)を皮切りに配布が行われ、東京・大阪の劇場では20万枚限定で配布を予定している。

 また、『Anime Japan 2017』のワーナー・ブラザース ジャパン ブース内で、昨年の東京コミコンで注目された「ロイ・マスタング大佐」の劇中衣装が展示されている。この衣装は、実写映画版で役を演じたディーン・フジオカが着用したもの。原作漫画『鋼の錬金術師』のビジュアルが忠実再現されている。

(C)Hiromu Arakawa/SQUARE ENIX
(C)2017 荒川弘/SQUARE ENIX (C)2017 映画「鋼の錬金術師」製作委員会