短文投稿サービスTwitter。世界中で2億8000万人以上が利用しているとされていますが、不正行為を行ったユーザーに対する処罰基準が明確にされることはほとんどありません。

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Twitterでは、人種差別、アダルト関連の投稿などについて特に厳しい姿勢をみせ、ユーザーからの通報機能ももうけています。さらには自動で判断する「不適切画像」の機能も用意しており、システムが不適切と判断した画像には投稿後即から「この画像/動画は不適切な内容を含んでいる可能性があります。」と表示され、、画像は隠された形でタイムラインに並ぶことになります。

この表示が出るのは、見る側のアカウントで「不適切な内容を含む可能性のある画像/動画を表示する前に警告を表示しない」に設定している場合となりますが、それでも自身の投稿が「不適切画像判定」されると一瞬どうしても驚いてしまうものです。

■1日煮込んだあつあつ「おでん」が不適切画像に!

そんな不適切画像の判定。この度、一日煮込んだ「おでん」の画像が不適切判定されたと話題になっています。投稿画像を確認しましたが、良い感じに煮込まれた具材たっぷりの美味しそうなおでん……。何が問題か全くわからないため、投稿者のあかねさんも「なんでや!おでん悪くないやろ!」とぼやいてました。

今回のようにTwitterの「不適切画像」判断は、「これが?」というものに下されることがあります。

筆者が過去見た事例を上げると

・中トロの寿司
・ブリの切り身
・豚
・猫
・クレープ
・カズレーザーの胸

などがあります。カズレーザーさん(メイプル超合金)の胸は、やや前のめりの姿勢でタンクトップから胸元がのぞいている写真。胸元が強調された写真にもみえ、さらに肌色多めといえば多めなので、誤判断されてもしかたない気はします。しかしその他は本気で「なぜ?」と驚くものばかりでした。

不適切画像となったおでんの写真

不適切画像となったおでんの写真

■どうも肌色系に反応してるっぽい

「理由はこれ!」と断定できませんが、これまで不適切えん罪を受けた画像の多くは、メインの被写体の色が「肌色系」であることが分かっています。
中トロの寿司はピンク、ブリの切り身は肌色と赤い色、豚はピンク、猫は茶色の猫、クレープは淡い黄色。

おたくま経済新聞編集部アカウントで過去投稿した写真の中にも「不適切画像」の判定を受けたものがあります。その時は「角力チョコ」を写した写真。力士の形をしたチョコレートの写真です。

変わったチョコを紹介した記事で、記事や写真にエロ要素は全くなかったのですが……。なぜか受けてしまいました。

不適切画像となった写真

不適切画像となった写真

■不適切回避の実験結果

そこで折角なのでと、どうすれば不適切回避できるかその時実験しています。角力チョコの力士達は、化粧まわしをつけた姿。全身チョコレートで作られているので色は茶色。

不適切判定を受けていないアダルト系の写真を参考に、角力チョコの力士達の目に黒の目線を入れて、あらわになってる胸部分にハート型の画像を乗せて再アップしてみたところ、問題なく表示されました。

目と胸に加工をほどこしてみた

目と胸に加工をほどこしてみた

次に、目線を外して胸にハート型の画像を残したままで再アップ。これも無事公開されました。

胸だけに加工をほどこしてみた

胸だけに加工をほどこしてみた

▼実験
・力士チョコ加工無し→不適切画像
・力士の胸にハートの画像、目線あり→クリア
・力士の胸にハートの画像、目線無し→クリア

この時の実験から言うと、どうも肌色多めな画像には肌色系の色部分に何かしら違う色を乗せると不適切判定が回避ができるようです。

角力チョコの時には、理由が全くわからなかったので、不適切判定を受けていないアダルト画像を参考にして、胸や目に画像を乗せてみましたが、他のTwitterユーザーの回避事例を参考にすると、元々が不適切画像ではないものであれば、肌色の中なら画像を乗せる位置はどの位置でも大丈夫なよう。ただ画像はある程度大きさが必要そうです。明らかに小さいものではなく、きちんと一部分隠せる大きさ。

もしある日突然「うちの猫が不適切画像になった!」「刺身が不適切判定された!」という時には、ネタ程度にあれこれ試してみてはいかがでしょうか。経験上言えることですが、ばかばかしく結構楽しめます。

・おでん画像提供:あかねさん(@akane_neko)

(宮崎美和子)