放映される度にファンからトキメキのため息を引き出すアニメ『ユーリ!!! on ICE』(テレビ朝日系)。かくいう筆者も毎話ため息をもらし、翌週放送までの一週間は、その回の放送を何度もみかえし布団に入ってまでも妄想に明け暮れる日々を送っている一人です。
 そんな愛すべき『ユーリ!!! on ICE』では、羽生結弦選手や髙橋大輔選手の振り付けを担当したことがある宮本賢二さんがスタッフとして名を連ねているため、フィギアスケートファンをも唸らせるほどの出来や主人公・勇利とヴィクトルの関係が話題になります。

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 さて、先日放映された最新の第7話「第7滑走 開幕グランプリシリーズ やっチャイナ!!中国大会FS」では今までにないほど視聴者から卒倒&悶絶の声が挙がっています。勿論筆者も悶絶しました。

 グランプリファイナルに向けて、現在は中国大会のショートプログラムで首位に立った勇利でしたが、フリースケーティングに向けて未だかつてないプレッシャーの中不安定に。そんな彼を見て荒療治を試みるヴィクトル。しかし壊れたように涙を流す勇利を見て困惑します。ヴィクトルは勇利の繊細さを愛してはいるものの、そのガラスのハートはアスリートとして大成するには一度壊してはどうかと考えていたのでした。泣きながらもヴィクトルに思いの丈を伝える勇利。しかし、泣いたら案外すっきりした様子で、落ちついてフリースケーティングに臨んだ勇利は次々と難しいジャンプやステップをクリアしていきます。スケーティング終了後、ヴィクトルは勇利に向かって駆け寄り飛びつくように抱きついて氷上に押し倒したのでした!!!!!(鼻息強め)

 今回話題なのは勿論そのシーン!
ヴィクトルが勇利に飛びついた瞬間、キスしているように見えなくもないのです!ということで、こちら界隈の女子達の間では「見えなくもない!」→「キスしてるかも!」と簡単に脳内補完が行われ、Twitter上では「え、キスしたよね!?」「微妙に隠れてるけどヴィクトル、目瞑ってたしコレは……」「駐車場のシーンでキスとか言ってたのが伏線じゃ」などという声があちこちで上がっていて、お祭り騒ぎになっています。このシーンだけで一週間生きていけます、ありがとう、ありがとう、スタッフありがとう!

 回を増す事にヴィクトルと勇利の仲が親密になっていく様子がたまりませんが、勇利が今季の目標として掲げた“愛”が、どの程度具現化するのか……絶対に目が離せませんね!ムフー!

(文:大路実歩子)