このところ芸能人のプライベートに関するスクープ報道が過熱さを増していますが、8月24日に報道されたフリーアナウンサーの夏目三久さんと、お笑い芸人の有吉弘行さんとの「交際&妊娠」記事。日刊スポーツが大々的に報道し一気に世間はお祝いムードに包まれました。ところが一転、即日および翌日に今度は有吉さん夏目さん双方の事務所が「事実無根」と真っ向否定。

この時有吉さんは自身のTwitterで「狐につままれたような気分」と漏らしていましたが、まさに世間も同じ感覚を味わったのでした。

【関連:堀北真希さん妊娠取材に非難の声殺到 「ストーカーまがい」「安定期にも入ってないのに」】

狐

ただし……事務所がハッキリ否定したものの、今度は「お相手が違うだけで夏目さんの妊娠・結婚は事実じゃ?」と勝手な憶測がネットには散見。その後一週間は憶測だけが“だらだら”一人歩きする事態となっていました。

しかしそこに日刊スポーツのライバル「スポニチ」が登場。スポニチの取材に対し、夏目さん本人が「全て事実ではありません」と、交際・妊娠含め全てを否定したと9月1日に報道。ようやく騒動が落ち着く気配を見せています。

▼日刊スポーツ「夏目三久アナ妊娠、有吉弘行と熱愛 結婚時期は未定」(8月24日)

▼スポニチ「夏目三久激白!妊娠、結婚、熱愛、降板…報道は全て“ウソ”」(9月1日)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/09/01/kiji/K20160901013272540.html

■今回は誤報だけどネットには「妊娠スクープはもういらない」

ただ、これに黙っちゃいないのが一連を見守っていた読者達。スクープ内容に「妊娠」が含まれていたことに大きな反発を感じた人が多かったようで、「もし本当だったら妊娠初期ってことだしそもそも論そんなタイミングでの妊娠報道自体いらない」「妊娠ってデリケートな話題を勝手に外野が発表するのはおかしいよね」「妊娠してないのにしてるって勝手に報道されるって女性としてはショックすぎる」「これさ、不妊治療してる人とかだったらどうすんの?」と、“妊娠スクープ報道”自体のあり方について疑問視する声が噴出しています。

■堀北真希さんの時も批判されてた

こうした反発は今回に限ったことではなく、6月にあった女優の堀北真希さんの妊娠を報じた女性週刊誌の記事でも同様の反応が起きています。

堀北さんは当時妊娠初期の段階。記事では産婦人科を訪問する堀北さんの写真を掲載。さらに「夫妻をよく知る関係者」という人から、堀北さんが最近妊娠したとの証言を得たとも伝えいました。ただしこの段階では夫で俳優の山本耕史さん、堀北さん双方から妊娠は公表されていません。

この件は後に「事実」と公式発表されていますが、「妊娠」という出来事自体が女性にとっては最もデリケートな問題。それをいくら“報道”とはいえ勝手に記事にして公表するのはいかがなものかとネットに反発の声が上がっていました。

■妊娠スクープは「いる?」「いらない?」

芸能人の私生活は世間の関心が高く、記事としても注目を集めやすいネタではありますが、こと「妊娠」については事実・誤報どちらでも、女性にとっては精神的負担の大きい出来事。 今回の夏目さんについては妊娠を断定して報じられたことで、かなりの精神的苦痛を味わったことがスポニチの記事で明らかとされています。

堀北さん、夏目さんの事案で読者側から上げられた「妊娠スクープはもういらない」。
これをお読みの皆様は、妊娠スクープ報道は「いる?」「いらない?」どちらだと思いますか?