汗はダラダラ湿気はジメジメ、夏に向かってうだっている皆さんは夜ちゃんと眠れていますか?

クーラーのおやすみタイマーをかけていたら、止まってちょうど1時間後に起きちゃうという筆者は毎日明け方に何かしら口にしてから再び寝に行くようにしていますが、先日編集部員が「これは暑い日にうってつけだよ!」と教えてくれた宮崎県の郷土料理「冷や汁」のレシピがあまりに簡単でサラっといけたので、今回は宮崎県のおばあちゃん(せつこさん)に教わったという「せつこの冷や汁」こと「サバ缶冷や汁」を紹介しますね!

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■ベースはサバ缶

普通「冷や汁」というと、魚を焼いて~身をほぐして~、だし汁を用意して~と何気に手間がかかってしまいますが、このレシピではサバ缶を使用するので、魚を焼く必要もだし汁を用意する必要もありませんし、湯沸かしポットさえあれば火を一切使いません!

用意するのはサバ缶(種類は何でも可)、味噌小さじ1~2程度、シソもしくはみょうがの千切り、キュウリの千切り(塩もみしたもの)、豆腐半丁ほど、白飯1膳、水150cc程度、氷2かけです。
これにお好みでゴマ(できればすりゴマ)、生姜、梅干し、海苔などを入れて自分の好みにします。

サバ缶冷や汁の材料

作り方はまず少量のお湯で味噌を溶かし、そこに水と氷とサバ缶の汁だけを入れます。
次に器に白飯を盛りつけたら、上からぐちゃぐちゃにした豆腐、キュウリ、サバ缶の残りの中身など全て乗せ、最初に作った汁を上からどばっとかけたら出来上がりです。

材料を盛りつけたら完成

【サバ缶味付けごとの味噌分量】

サバ缶には様々な種類がありますが、味噌の量は水煮の場合は小さじ2程度、味噌煮の場合は小さじ1弱、今回使用した醤油の味付けの場合は小さじ1~2程度の量がちょうどよいかと思います。ただしサバ缶によっては上記味付けで合わない可能性もあります。作るときはちょっとずつ味噌を加えながら味を微調整してください。また、塩分を強く感じる味付けのものは砂糖を少量足して甘みを追加するのもオススメです。

■サラサラ食べれちゃうんです

冷や汁は血液をサラサラにするDHAやEPAが豊富なサバをベースに発酵食品である味噌が入っているため、健康のためにはこの上ないほど栄養価の高いレシピです。

特に湿気と暑さで食欲をなくしがち、さらに暑くて眠れない……という筆者のような人間にはサバの豊富なカルシウムによって神経を沈静化して眠気を促すために最適なんだそうですよ。

肝心の味も文句なしに絶品でした! サバからたっぷり出た出汁が味噌と混ざり合い、シソの爽やかな風味とキュウリのシャキシャキした感触が相まってもっともっとと口に運んでしまいました。

暑いしうだるし寝苦しい! という人はぜひ一度安眠をゲットするためにも作ってみてくださいね。

さらっと食べられます

(文:大路実歩子)