駅のホームで別れを惜しむ恋人達。電車が動き出すギリギリまで窓越しに手と手をあわせて見つめ合っていたら……

「そこのお客さん危険です 電車から離れてください」とスピーカー越しでの警告が!

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駅のホーム

こんな話題がつい先日Twitter上を賑わせていました。Twitterで話題になったのは、京浜東北線だったそうですが、別れを惜しむ恋人達がいつまでも窓越しに手を重ねあわせ離れなかっため、危険と判断した車掌さんが車内アナウンスで警告を発したそうです。
二人だけの世界に浸っていたのでしょうが、たしかに危険ですよね。もっと周りを見て欲しいものです。

筆者も東京駅の新幹線ホームで似たような光景を目撃したことがあります。
その時はホームにいた係員から「そこの方、離れてください」とマイク越しに注意されるも自分のこととは微塵も思わなかったようで離れないまま。しまいには「そこの黄色いシャツの人!!!!!!(多分半ギレ)」と服装指定で注意されていました。

他にもないか調べてみたところ、「恋人の乗った電車をホームをダッシュしながら見送ってる人が怒られてた」なんて目撃談も。

どれも一昔前にはドラマか漫画か何かで恋人達の別れのシーンでロマンティックに描かれていましたが、実際のところやってしまうと危険行為のなにものでもありません。場合によっては電車の遅延にも繋がります。

■車内で嫌われるバカップルな行為

さらに駅や電車でのカップルの迷惑行為を調べていたら、特に車内で嫌われるバカップルの行為がネットで過去話題になっていました。

・シートで膝枕

・公然とイチャイチャ(キスなど)

・二人の会話なのに声がデカい(しかも赤ちゃん言葉や語尾に「にゃん」とつける会話は特にいらつかせているようです)

・周囲が赤面もののラブラブ会話(「僕は君に溺れてる」、「君の瞳に星が見える」などのくっさいセリフは特に)

・大したことないのに彼氏の言葉にすぐ泣くor傷つくオーバー彼女(周囲は「え?その程度で?」というぐらい冷ややかに見ています。)

シートで膝枕は席を占領しかねないためほんと迷惑行為でしかありませんが、人前でのイチャイチャや、ラブラブ会話は周囲に対して直接害はないもののメンタル面で「うざさ」「めんどくささ」を与えているようです。うらやましいなどの意味ではなく、周囲は「見てはいけない」「なるべく聞き耳を立てないようにしないと」と思わず気を遣うようです。他人のラブラブシーンをガン見するわけにもいかないですからね。でもラブラブ会話は自然と入ってくるため、内容によっては笑いを堪えるのが大変な時もあるようす。

ただし周囲に子供がいる場合には、特にイチャイチャシーンなんかは「あまり見せたくない」「(マナーなどの)教育上よくない」と感じる親が多いようで、移動できるならば車輌を変えるという意見もありました。

じゃれあう猫

「恋は盲目」(恋すると理性や常識を失う)とは昔からよく言われていますが、それにしても周囲の状況には多少気を遣って欲しいもの。それに恋なんて一時の盛り上がりを過ぎればバラ色の想い出から一転「黒歴史」になることも……。

恋愛の名言にこんな言葉があります。

--二人の間に恋がなくなった時、愛し愛された昔をはずかしく思わない人はほとんどいない。(ラ・ロシュフコー)

まぁ、盛り上がってる二人には何を言っても無駄でしょうが。将来思い出して悶絶することのないよう、ラブラブする時と場所だけは、ちょっとぐらい考えてみてもいいのではないでしょうか。

仲よさそうにじゃれ合う猫

※一部掲載写真について:筆者判断により人間がイチャつくイメージ写真ではなく、猫がじゃれ合う写真を使用しています。

(文:HideI)