2010年、匿名掲示板2ちゃんねるに突如登場した、通称2062氏。

彼は2062年からやってきた未来人を自称し、当時未来に関する色んな質問に答えています。勿論その存在の信憑性については「誰かのなりすまし」「悪ふざけ」程度に思われていましたが、彼が去った約3ヶ月後に東日本大震災が発生。

彼は去る直前に、他のユーザーからの「今後の自然災害」に関する質問にこんなことを答えていました。

「自然災害に関しては、言うことが許されない。人口動態変化に繋がることは言えないのだ。ただし、忠告しておく。yあ 間 N意 埜 b於 レ」。(2010/11/14)

これが東日本大震災の後、再注目され「yあ 間 N意 埜 b於 レ」は「山に登れ」という意味だったのでは。と解釈されたのです。

そして彼は2010年を去る際に、次は2016年4月15日に行くと言い残していました。あれから約6年。その日彼は再び2ちゃんねるに登場しました。

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2062氏のイメージ

■南海トラフへの警告を示唆

4月15日の予告日を前に、14日の朝から2ちゃんねるオカルト版は活気づいていました。2062氏との再会へ向け着々とスレッドが消化されていたのです。そこに発生した、熊本地震の前震と言われるM6.5の地震。

翌15日。2062氏は約束どおり再登場を果たしました。そして前と同じく、他のユーザーからの質問にいくつか答えているのです。

彼は約6年前、2016年に行く目的を「大切なことを伝えるため」とも言い残していました。そこで答えを待ち続けた人達から「あなたが2016年の我々に伝えたかった大事なことを、先ず最初に私達に教えて下さい。」という質問が投げかけられました。

これに対し、2062氏は「そうだったな。 南海トラフのことだ。この時代の科学技術で既に起こることが予見されているはずだ。先輩方には行動してほしいと思っている。」と、今後発生が危惧されている南海トラフ地震への警告を示唆。さらに、次に再会できるのは5月17日と言い残し去って行きました。

■翌日に発生した熊本地震の本震

14日に発生した熊本地震。後から、前震であることが判明しましたが、15日時点ではまだ本震と思われていました。

そのため、2062氏の再登場について「地震の前に来てくれたら良かったのに」「意味がない」「単なる偶然」と流す人も多くいましたが、あけて16日。14日を超えるまさかの本震M7.3を記録したのは広く知られる通り。

約6年前に告知された再登場の日。奇しくもその前日に、熊本地震の前震。そして翌日に本震。
2062氏の行動を「偶然」と笑い飛ばす人が多い一方で、再登場日とされる5月17日を不安視する人がネットには多く出ています。

■でもあくまでネタ的で信憑性はない

2062氏が本当に未来人かどうかは定かではありません。そして彼は、地震に関する直接的な注意は何もしていません。あくまで「それっぽいことを言い」「周囲が勝手に解釈しているだけ」。

しかしネットでは先の質問にあった南海トラフと5月17日を結びつけ、この日に南海トラフ地震発生と解釈する人が少なくありません。

たしかに4月15日についてはタイミングが良すぎた気はします。でも先に述べたように、「2062氏が本当に未来人かは不明」。「単なる偶然」が今のところ可能性としては高いのです。

■ネタを逆手にとって「防災グッズ見直し」のきっかけに利用してみたら?

でも、「備えあれば憂い無し」という言葉もある通り、5月17日に何も起こらなかったとしても、いつかくる万が一に備えて、今ある防災グッズを点検するには丁度良い機会かもしれません。
ネタに振り回されるのではなく「こういうネタがあるから一応見とくかな」と逆に利用してみるのも手。オカルトネタは信じすぎるとろくなことになりません。だから「信じるも信じないもあなた次第」ではなく、「信じないけど一応備えておく」程度に受け止めると丁度いいのです。そう考えれば外れても腹は立ちませんからね。