県の魅力度ランキングでは常に下位をキープし続け、意外とおいしい最下位さえ逃し続けている栃木県。しかも昨年にはそれまで40位台常連だったところ、ちょっと順位をあげ35位という微妙な位置に。いじられる機会さえ減ってしまっています。

個人的にはあのランキングは、下位になればなるほどいろんなメディアでいじられるのでわりと「おいしいポジション」と感じています。なお、2015年最下位47位は茨城県でした。

そんな栃木県。ネットでは「地味な県」「海無し県」「影が薄い」「群馬と茨城とよく間違える」など散々な言われようをしていますが、名産のいちごを使ったある変わったメニューで個性を強烈発信しているとの情報が。
ちょっくら栃木まで買いに行ってきましたよ!

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道の駅 にのみや(栃木県真岡市久下田2204-1)

それがこちら。

■ちゃらららっちゃら~「いちご寿司」

販売している場所は、道の駅 にのみや(栃木県真岡市久下田2204-1)。所在の真岡市が「いちご生産量日本一」ということで、この道の駅では採れたていちごから、土日には行列もできるいちごスイーツと幅広く「いちご」に関するものを提供しています。

置かれているのは、物産館入ってすぐのエンドコーナー。目立つ場所に置かれています。買いに行ったこの日は外のスイーツ店には長蛇の列ができていましたが、目立つ場所に置かれた「いちご寿司」はあまりの見た目からか、みな横目で見てスルーしていきます。見なかったことにされていると言うか……。

いちご寿司

■寿司だけど寿司じゃない!

見た目はインパクトありすぎですが、テレビでも紹介された有名グルメとのことなので、とりあえず意を決して食します。

いちご寿司パッケージ

ちなみに普通は酢飯であるところ、このいちご寿司では真岡北陵高校が開発した「いちご飯」を使って作っているそうです。

蓋をぱかっと開けると……ぷーんとフレッシュないちごの良い香りが

蓋をぱかっと開けると……ぷーんとフレッシュないちごの良い香りが漂います。目をつぶれば採れたていちごのパックを開けたときの気分。そんな現実逃避は良いとして、まずは大きめのいちごがのった寿司を丸ごとパクリ。ちびちび食べずに、もうここは気合いを入れ一気に食します!

意を決していただく

感想は……甘い!ほのかに甘くて、いちごの甘さと絡み合い、なんと言うか寿司だけど寿司じゃない!地味にキュウリともよく合っています。

味の評価についてですが、すごく難しいところ。既存の寿司だと思って食べると「微妙」。でも全く新しいグルメだと思うと「あり」。編集部に持ち帰り、他の部員にも食して貰いましたが、みな「うーん」と評価に悩んでしまいました。それでも出した結果が2人「あり」、2人「なし」。

なお、同じパックに入っている小さいサイズのいなり寿司はお揚げの甘さも相まってさらに不思議!どちらも人によって完全に評価が変わる一品だと思います。

いちごいなり

今回紹介したいちご寿司は、道の駅 にのみやにて土日限定で販売されています。価格は320円(税込)。にのみやでは他にも、ご当地野菜やいちごの販売なども行っているので立ち寄りがいは充分あります。

いちご寿司はちょっと勇気がいりますが、他のお土産といっしょに持って帰れば人を楽しませるネタ土産にはなりそうです。もし近くに行く機会があれば、休憩がてらちょっと覗いてみてくださいね。

いちごが沢山売られてた
地元野菜も沢山売ってる
いちご鯛焼き
街頭にもいちご

(文:HideI)