春は別れと出会いの季節。美容師という夢に向かって、この春から東京で新生活を送る息子。そんな息子を送る母に、息子のしかけたサプライズが心温まると話題になっています。

しかけたのは、北海道から上京し4月から美容師専門学校に通う金澤輝さん(@kanazawa1023)。サプライズの様子をTwitterに動画投稿したところ、1000RTを超え反響を集めています。

動画では待ち合わせたお母さんに、「18年間ありがとうございました。」という言葉とともに一つの紙袋をぽんっと渡します。

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金澤輝さん(@kanazawa1023)より。

実はこれ、上京前に何かお母さんにプレゼントしたいと思い、アルバイトして少しずつためたお金で用意したもの。中身は「お母さんの財布が壊れたから」ということで、大奮発して買ったお財布。

そんな苦労も察したのか、お母さんの口からはただ驚きの声がもれるばかり。その様子に続く言葉が見つからず金澤さんつい「最後の親孝行」と言ってしまいます。するとお母さんは即「最後だなんて何言ってるの~」とちょっと怒りながらも今度は号泣。なだめ慌てる息子に、泣きじゃくる母。見てるこちら側も思わずほろりとさせられます。

金澤さんは自分の上京よりも、「母子家庭だからお母さん置いてくのとても心配」と母を気遣うコメントをしています。でも「夢のためだから」と強く背中を押してくれたことに感謝しているそうです。

ちなみに「最後の親孝行」は本来「札幌で一緒に住んでる間では」という意味だったそうです。そして次の親孝行目標は「まずは美容師になって1番最初にお母さんの髪の毛を切ってあげる事」。素敵ですね。こんな素敵なハートをもった人ならば、きっと誰からも好かれる美容師になることでしょう。後は技術だけ!しばらく大変かもしれませんが、今の心意気があればきっと立派な美容師になることでしょう。未来のカリスマ美容師に期待です!

▼協力
金澤輝さん(@kanazawa1023