カギしっぽをたらした猫さんをピリット!するとカギしっぽが「OK」と教えてくれる「ちぎると意味が変わるふせん」。猫さんをちぎるなんてぇぇぇぇ!と一瞬叫んでしまいそうですが、これはサンスター文具のアイデア商品『Piri-it!(ピリット)』シリーズの最新作です。

【関連:大ヒットの予感?「ガラコォォォォ!!!」のスマホ用コーティング剤が登場】

『Piri-it!(ピリット)』シリーズの最新作

11月中旬からこの猫さん柄含む8種が登場しています。シリーズはこれまで累計45万個を突破する大ヒット作なのです。
他にも、「要確認!」の「要」をとると「確認!」となったり、「LOOK」の「LO」部分を取ると「OK」になるものがあったりと、勉強はもちろんのことオフィスシーンのホウレンソウにも活躍する今最も勢いのある文具界の新スター!!!

piri-it2

実はこの付箋のアイデアは、一般応募でよせられたもの。ネットを見てみると「コレ考えた人天才かー」なんて声もあるようですが、サンスター文具が毎年開催する『文房具アイデアコンテスト』の第18回審査員特別賞受賞作なのです。余談ですが、このコンテストは文具マニアの一部から「文具界のスター誕生」と呼ばれています。

Piri-it!3

コンテストは、現在ちょうど第21回のアイデアを募集中。2016年1月31日まで受付が行われています。グランプリ賞金はなんと100万円!!

参考までにご紹介しておくと、同じぐらいの賞金のナンバーズ4のストレートは当選確率1万分の1といわれています。こちらはコンテストですが、昨年だと応募総数2617件。どういうことかもうおわかりですね?大人の皮算用向けにどうぞご査収ください。

毎年コンテストではお題が提示され、参加者はそれに合うアイデアを応募する仕組みになっています。今年は「ととのえる」。
「ととのえる」といっても整理整頓から、考えを整えるもOKとかなり幅広いものになっています。しかも応募資格はプロアマ問わず。ガッツリ「業界人も可」と書かれておりました。サンスター文具のこういう貪欲な姿勢、清々しいですねぇ。

なお応募口数は一人何口でも応募可能。もちろん、受賞作は商品化の可能性があるそうですよ。先に紹介したPiri-it!はグランプリではなく、審査員特別賞ですし。

ちなみに、過去受賞作5年分ほどをみてみましたが、使用しないときは丸めてたためる30センチ定規『maru-maru』(第16回)や、使う角度で幅が変わる『罫線マーカー』(第20回)みたいに、「今あるものに一工夫」したものが受賞する傾向にあるようです。

文具は日常でよく使うものなので、普段使いながら「あぁ、こういうの欲しいなぁ」「こここうしたら使い勝手いいなぁ」という思いつきが100万円に変わる……かも?しれませんね。

文房具アイデアコンテスト