“平成の侍”の異名をもつ居合術家・町井勲さんの動画が海外で絶賛されています。 町井さんは居合斬りに関する5つのギネス記録保持者。 動画ではバッティングマシンから放たれた時速160キロのボールを斬る「剛速球斬り」に挑戦しています。

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平成の侍・町井勲

 この動画はオリコンが10月13日にノーカットで配信したもので、公開3日で350万再生を突破、約半月たった現時点においては650万再生と、再生数を伸ばし続けている最中です。

 ネットにあるコメントの多くは海外からのもの。 「クール」「見るべき動画」「すごい!」といった感嘆の声から、「メジャーは早く彼を獲得すべき」「ラストサムライはトム・クルーズじゃなかったのか!」「リアル緋村剣心」といった声まであげられていました。

 町井さんに詳しい話をきいてみたところ、この動画は海外向けに「日本刀、居合知識」を広めるため、手段の一つとして撮影したものだそうです。 今回のような「剛速球斬り」の成功率は「変化球も対応できますが、ストレートなら1発」。ギネス記録に認定されている「6ミリBB弾居合斬り」以外の小さな飛来物での挑戦については、「やってみないとわかりませんが、出来ると思います」と意欲を示しています。

 ちなみに使用している刀は、福島県に住む藤安将平刀匠の作で、鉄をも裁断できる現代の名刀。銘文には「立子山住藤安将平作 平成二十五年六月四日時速三百五十キロ六ミリBB弾居合斬 修心流居合術兵法町井勲ギネス世界記録五冠達成」とある、町井さんのためだけに作られた一振りです。

 町井さんはこのような活動をきっかけに、日本刀そして居合術について広めていきたいとしています。また、「動画やテレビで見せる姿は、正しい日本刀の使い方ではありません。いつかそういった真実、歴史も含め話せたらと思います。」と今後の目標も語ってくれました。