ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』のメインビジュアルが公開された。公開されたメインビジュアルでは、既に発表されている6人の出演者らが各路線(役)に扮した姿となっている。

【関連:「鉄ミュ」と話題のミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』キャスト第2弾発表!高橋優太、高崎翔太、稲垣成弥など7人】

ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』

本作は、昨年12月にミュージカル化が発表され、今年に入りこれまでに公演タイトル、日程などの公演情報の発表、キャストの発表と共に公式HPで“路線当てクイズ”を実施し盛り上がりを見せている作品。
また出演者らが人気ミュージカル『テニスの王子様』(略称:テニミュ)出身ばかりとあって、既に「鉄ミュ」と呼ばれている。

原作は、コミックマーケットから人気を博し、KADOKAWAメディアファクトリー『コミックフラッパー』を経て、現在『コミックウォーカー』で連載中の青春(あおはる)の人気マンガ。既刊6巻、累計20万部を突破し、ドラマCDなどのメディアミックス展開が図られている。

上演は、2015年11月18日(水)~23日(月・祝)にかけ、全労済ホール/スペース・ゼロで行われる。

■出演:
東海道新幹線/永山たかし 山陽新幹線/滝川英治 西武池袋線/Kimeru 有楽町線/阿部よしつぐ
秩父鉄道/森山栄治 高崎線/郷本直也 埼京線/豊永利行

東海道本線/鯨井康介 京浜東北線/高橋優太 東武東上線/高崎翔太
りんかい線/山本一慶 宇都宮線/稲垣成弥 副都心線/章平 他

■キャストコメント:
▼東海道新幹線:永山たかし
子どもの頃は駅員さん=おじさんのイメージでしたが、今回、東海道新幹線役に決まって改めて駅や電車を観察してみると、案外若い方や女性がたくさん働いているんだなぁと気づきました。自分自身「鉄道のことを考える」という体験も初めてだし新幹線役も初めてですが、まずは今まで同様に“キャラクターの心”を大事にし、また、本当に原作や鉄道が好きな方にも共有してもらえる物語を届けるべく、この世界にのめり込んでいきたいと思います。常に風を感じているヘアスタイルのように、スピード感のある東海道新幹線になりたいな。

▼山陽新幹線:滝川英治
最近は特に漢気があって熱血な役が多かったので、明るくて柔らかでパシリもする(笑)山陽新幹線のようなキャラクターを演じられるのは、自分にとっても新鮮なチャレンジです。前代未聞の“擬人化された鉄道たちによるミュージカル”。メンバーもお互い俳優として信頼し合える顔触れが揃いました。この面子でやるからにはもう常識にとらわれず、とことん突き抜け、観ている方に「なんなんだこの人たちは!?」と思われるくらいにブッ飛んだ楽しい作品にしなくちゃ。原作ファンの方も初めて『青春(あおはる)』の世界に触れる方も、どうぞお楽しみに!

▼西武池袋線:Kimeru
僕が西武池袋線役だと発表があったとき、「合ってる合ってる」「わかる!」「やっぱりね」というリアクションを多数いただいたということは…やはり、そういうことなんでしょうね(笑)。こうなったらお客様にも我が西武グループを愛してもらえるよう、舞台では大いにカリスマ的なオーラを発していきたいです。『青春鉄道』は鉄道の知識が多いほど愉しめるコアな作品でもあるので、まずはもっともっと鉄道についてを深めたいな。本番はいろんな路線が集まって賑やかにぶつかりあえる、おもちゃ箱みたいなステージになったら素敵ですね。

▼有楽町線:阿部よしつぐ
10数年前に同じ作品に出演し、一番大切な青春時代を共に過ごした役者仲間とまた同じ舞台に立てる。こんな喜びは他にありません! そして、同じ世界の中でぶつかったり励まし合ったりモメたり(笑)しながら成長してきた僕らの関係性が、自然と作品内の路線たちとの関係にも重なり…この、何にも代え難い空気感はぜひ“鉄ミュ”という作品の魅力に転化していきたいですね。有楽町線は昔からよく利用していますが、なんとなく車内が暗いのは彼の苦労人ぶりの現れだったんだ!と、気づくことができたのも今回の大きな収穫です(笑)。

▼秩父鉄道:森山栄治
いろんな路線が揃った中、「俺、PASMO(パスモ)無理だから」とか(笑)、“路線間の競争にはまったく興味のないガテン系”という秩父鉄道はすごく俺っぽいな〜と思いました。原作はある意味「わかる人がわかればいい」という電車あるある満載なちょっとシュールな世界だけど、知識の少ない俺なりに「あ、面白い!」と思う部分もたくさんあったし、わからないけれど「これはどういうことだ?」って好奇心をくすぐられ、自分の中の新しい世界が広がる面白さも感じました。そんな“鉄ミュ”第一弾。新たな伝説を創るべく、使命を持って挑みたいです。

▼高崎線:郷本直也
常にスターとして活躍してきた新幹線の傍らで、地道にコツコツと支持を得て生き残ってきた高崎線のような存在、嫌いじゃないです。むしろ、強烈な親近感が…! まだ2.5次元舞台という言葉がなかった頃に共に2.5次元の舞台に立ち、10数年経ってこうして再び集まった僕らが新たな作品を立ち上げていくことに、僕は今、とても大きな意味を感じています。やるからには原作に描かれているキャラクターたちを100%演じるのはもちろん、その先にあるモノをどんどん取り込み、より3次元に近い生き生きとした世界を生み出したいですね。

(c)青春