神奈川県が進めるグローバル観光キャンペーン『Feel SHONAN』が、神奈川県の自然海岸があるすべての沿岸地域を「SHONAN」と命名したことを発表した。

範囲は神奈川の沿岸地域=SHONANという図式。神奈川の海をひとつのパッケージにして、世界に向けて売り出そうという神奈川県のPR新戦略になっている。

【関連:フォルクスワーゲン、電気自動車『e-up!』の快適さを脳波で実証成功】

SHONAN

「湘南」はサーフィンやヨットのイメージが定着し、数々の小説や音楽、映画の舞台となってきたことから、ひとつのブランドとして確立している。これにより、神奈川県の各地に湘南○○という地名が乱立し、1990年代前半には「湘南ナンバー」の適用エリアに関して自治体間で論争になった。また、2000年代初めには藤沢市、茅ヶ崎市、寒川町、平塚市、大磯町、二宮町の3市3町を合併して、人口97万人の政令都市とする「湘南市」構想が話題になった。

湘南の範囲はどの観点で見るかによっても変わり、たとえば、行政区域上は平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町の5市3町が湘南地域であり、地形学的には、茅ヶ崎から藤沢にいたる10kmの海岸線とその内陸5kmの範囲を湘南と呼ぶ。

今回のFeel SHONANでは、世界に向けた観光PRの観点から、神奈川のすべての沿岸地域をSHONANと呼ぶというもの。