装飾古墳熊本県では、秋季と春季の二回、普段見ることができない古墳の内部を見学できる「装飾古墳一斉公開」を開催する。その秋の公開が10月26日(土)と27日(日)の2日間で行われる。

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装飾古墳


装飾古墳とは、古墳の内部に文様や絵が描かれたり彫刻されているもの。全国に20万基以上ある古墳のうち、装飾古墳は660基にすぎず、そのうち、195基が熊本県に集中している。

この一斉公開の催しは、全国でも珍しい取り組みで、熊本県のほかは、福岡県が行っているのみ。「いつでもみられるわけではない」装飾古墳内部を、専門職員の解説を聞きながら見学できる。

これまで、装飾古墳内の保存環境の維持に最大限の注意を払いつつ、大規模な公開に耐えられる時期を選定し、平成21年から県北の菊地川流域装飾古墳一斉公開として行われてきた。今年は、範囲を広め、人吉方面(球磨郡錦町と人吉市が初参加)まで含めた全11か所が公開される。

なお、公開の際には、装飾古墳内部を専門職員が解説する催しも行われる。公開時間は10時から16時。雨天時は見学できない場合もある。見学料は無料。

――公開される古墳 

▼10月26日(土)、27日(日)両日公開
・袈裟尾高塚古墳(菊池市)
・チブサン古墳(山鹿市)
・横山古墳(山鹿市)
・塚坊主古墳(和水町)
・永安寺東古墳(玉名市)
・大坊古墳(玉名市)
・宇賀岳古墳(宇城市)
・京ガ峰横穴群(錦町)

▼10月26日(土)公開
・石之室古墳(熊本市)
・田川内1号墳(八代市)
・大村横穴群(人吉市)

「装飾古墳一斉公開」表 「装飾古墳一斉公開」裏