『月刊 むし』『孫のちから』『週刊 江戸』……猛烈にインパクトがあるタイトル雑誌をご紹介日々何かしらの雑誌が発売される日本。種類は専門誌から大衆誌まで様々ありますが、時たまネットショッピングで新刊一覧を流し見していると、とてーも気になるタイトルに遭遇することがあります。


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本稿では、誰得にもなりませんが、記者が流し見した雑誌タイトルの中で「猛烈に気になった」ものを話題のネタにご紹介したいと思います。

 
――女教師ツーウェイ

1998年創刊、奇数月27日発売の雑誌です。読者ターゲットはタイトルそのまま“女教師”。タイトルだけ読むと「エッチな方面の雑誌か?」と深読みしてしまいますが全く違います。女教師向けに発行されている本当に真面目な雑誌です。
ただタイトルに“女教師”というワードがあるだけに、けしからん妄想が続々と湧いてしまいます。
最新2・3月号で記者が気になったコーナーは『男の先生と、女の先生』、『すぐ使えるファックスページ』、『女子学生ただいま教師修業中』、『女教師喫茶室』。
……妄想が先走りました。すみません。

(発売:奇数月27日/発行:明治図書出版/定価:880円)
 
――孫のちから

おじいちゃんとおばあちゃん向けの雑誌です。キャッチコピーは「孫となかよく暮らすためのしあわせ情報マガジン」。とにかく孫への愛が溢れまくっています。
最新10号特集は『孫を撮る』。孫へのパパラッチ技能が一層上がる特集がガッツリ組まれています。
世のおじいちゃんおばあちゃんがいかに孫の事を考えているのかが分かる雑誌です。

(発売:奇数月25日/発行:木楽舎/定価:1000円)
 
――週刊 江戸

思わず「江戸時代の雑誌なのか?」と勘違いしそうなタイトルですが勿論現代の雑誌です。発行は『ディアゴスティーニジャパン』。何か決まった題材で100号まで毎週発売されるというあのシリーズです。この『週刊 江戸』は2011年12月20日発売の第101号で完結しています。
内容は「江戸が東京になるまで」265年の全歴史と文化をたどったもの。貴重な資料や詳細データが掲載されているのが見どころです。
既に完結していますが、バックナンバーは購入できるようです。興味のある方は是非。

(発売:完結/発行:ディアゴスティーニジャパン/定価:580円※創刊号のみ290円)
 
――月刊 食堂

『食堂』という言葉だけを見ると、昔なつかしい昭和臭ただよう方面の食堂専門誌かなにかか?と思ってしまいますが、最新飲食店や飲食業界のトレンド、経営学などをまとめた雑誌です。
最新3月号では『3度めのブーム到来なるか うごめくイタリアン市場』という感じでイタリアンに注目して紹介しているようです。

(発売:毎月20日/発行:柴田書店/定価:1,470円)
 
――月刊 軍事研究

タイトルそのまま『軍事研究』の雑誌です。マニア本ではなく、1966年から50年近く発行されつづけている正真正銘の本気印の専門誌です。自衛隊の状況は勿論、世界各国の軍事、政治、経済を本気で分析・紹介しています。

(発売:毎月10日/発行:ジャパン・ミリタリー・レビュー/定価:1,200円)
 
――日経おとなのOFF

「大人のためのオフ会指南雑誌か!!」と思わず昂ぶりそうになりますが、違います。「ビジネスから離れた時間を、より愉しく豊かに過ごすための情報誌」という、社会人のプライベートを豊にするために雑誌だそうです。
最新4月号では鉄道特集が組まれています。鉄ヲタの方必見です!

(発売:毎月6日/発行:日経BP出版センター/定価:680円)
 
――月刊 油脂

油脂関係の専門雑誌。50年を超える歴史があるそうです。
油脂業界に関わる世界経済情報から、油関連の最新トレンドまで幅広く奥深く扱っています。思わずタイトル釣りされてしまいましたが、タイトルどうりの雑誌です。

(発売:毎月20日/発行:幸書房/定価:680円)
 
――月刊 経理ウーマン

「経理ウーマン」と活字だけで見ると、何かの漫画のタイトルのようですが、こちらも至って真面目な経理女子のための雑誌です。
経理・税務情報は勿論ですが、最新号では『ギュッと絞ってグビッと飲める「オススメ生ジュース」』なんて特集もやっています。こちらも気になる方は是非。

(発売:毎月20日/発行:研修出版/定価:875円(税・送料込))
 
――おはよう奥さん

タイトルだけ見ると、再びけしからん妄想をしてしまいそうになりますが、勿論こちらも真面目な雑誌です。主婦層がターゲットのようで、家計の見直しやポイントの貯め方などその号折々で特集が組まれています。
最新号では『かわいい?それとも・・・どう思う?キラキラネーム』という特集が組まれています。気にしてるんですね……。

(発売:毎月2日/発行:学研パブリッシング/定価:580円)
 
――月刊 むし

タイトル直球の雑誌です。1971年創刊のこちらも40年以上の歴史がある虫=昆虫の専門雑誌。
最新3月号では『オニホソコバネカミキリ』や『針葉樹の土場に集まる北国のカミキリムシ』などが紹介されています。こちらも興味のある方は是非!

(発売:毎月20日ちかく/発行:むし社 /定価:1200円)

 
――月刊 心臓

1969年に創刊された医学関連の専門雑誌です。タイトルだけ見ると「お!」と興味をそそられますが、中身は至って真面目な心臓関連の専門誌。

(発売:毎月15日/発行:公益財団法人日本心臓財団・一般財団法人日本循環器学会 /定価:2100円)

 
今回は記者が気になる雑誌の中から11を厳選してご紹介させていただきました。
気になった雑誌はありましたでしょうか?私個人的にはやはり最初の「女教師ツーウェイ」がお勧めです。タイトルと目次だけでも何時間も妄想が楽しめそうです。

(文:宮崎美和子)