皆様こんにちは。ミリタリーにおける『食』、特にレーションについてご紹介していくDachoの『ミリヲタ的グルメ』。
今回は、タイ軍レーションです。

以前食べた時には、私としては苦手な料理でしたが、最近色々と変更があったようで……


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●タイ軍レーション

これがタイ軍レーションです。緑色のビニールパッケージには、タイ語で様々な事項が記載されています。料理はビーフカレーで、総エネルギーは1,385.2kcalだそうです。

タイ軍レーションパッケージ

菱形のマークは、タイにおけるハラールを示します。ハラールは、本連載ではもうお馴染みですが、イスラム教の決まりに従って処理された食べ物です。タイと言えば仏教国のイメージがありますが、国民の4%はイスラム教徒だそうです。
一方で、製造日や賞味期限は、釈迦の入滅から数える『仏歴』で記載されていて、仏教が重要な位置を占めているようです。
 
●パッケージ内容

パッケージには、1食分の食料が入っています。品数は、比較的少ない方ですね。

タイ軍レーション内容
  ・白米(レトルト)  300g
  ・牛肉のPanangカレー(缶詰)  130g
  ・ドライフルーツ  20g
  ・ナンプラー  
  ・唐辛子  
  ・スプーン  

以前は、おかずもレトルトで、何種類かを食べたことがありますが、私としてはかなり苦手な味付けでした。それがしばらく前から市販の缶詰も導入されたようです。

タイ軍レーション缶詰

Panangカレーとは、マレーシアから入ってきたカレーで、『Panang』の名はマレーシアのペナン島に由来するそうです。
ナンプラーは、魚を材料とする醤油の一種ですね。
 
●試食

白米とカレーを温めて盛り付けてみました。

タイ軍レーション試食

白米は、いわゆるタイ米です。細長く、パサパサしていて、独特の香りがあります。日本の米と比べてしまうと、あまり美味しいとは感じませんが、食べられないようなものでもありません。
牛肉のPanangカレーは、日本のカレーよりも量が少ないですが、昨年話題になった『いなばのタイカレー』も同じぐらいの量なので、これが普通なのでしょうか。
味は、ちょっと甘めで、かなり美味しいです。『いなばのタイカレー』が好きな人は、このカレーも好きだと思います。辛さはややマイルドなので、辛いのが好きな人は同梱の唐辛子を入れて調節するのでしょう。
白米にちょっとだけカレーを付けると、どんどん食べられてしまいます。具の牛肉は、脂身が多いようでブヨブヨしている部分もありますが、かなり柔らかく煮込まれています。
ナンプラーは、用途がよく分かりませんが、カレーにかけるのでしょうか?少しなめてみると、塩味がかなり強いです。そして魚らしき生臭さがあります。カレーに塩分が足りないと感じる人用かもしれませんね。
ドライフルーツは、材料名を書いていないようなのですが、パパイヤではないかと思います。甘酸っぱいです。
 
味は非常に良かったですが、量的には若干少なめに感じました。前述したように1,385.2kcalと記載がありますが、この量でそのカロリー数というのは、やや驚きです。
それにしても、以前持っていたタイ軍レーションへの苦手意識が今回完全に払しょくされました(笑)
 
【注意してください!!】
タイ軍レーションを初めとする各国のレーションは、我々民間人が手に入れて食べることを前提としていません。
これらを販売する業者なども、あくまでコレクション品として取り扱っています。
食品としての安全性は、各国政府、製造業者、販売者の誰も保証してくれませんので、万が一食べる場合は、すべて自己責任になります。

(文・写真:Dacho)