マンガ大賞2013書店のマンガ担当者を中心に有志により運営される『マンガ大賞2013』の大賞作品および、各順位が発表された。

今回大賞を受賞したのは、吉田秋生さんのマンガ『海街diary』(月刊flowersで不定期連載/小学館)。海の見える街、古都・鎌倉を舞台に清新なタッチで描く、家族の喪失と再生の物語。


【関連:「マンガ大賞2013」ノミネート11作品が決定――今年は『山賊ダイアリー』や『人間仮免中』エッセイ漫画が躍進】
 
『マンガ大賞2013』ノミネート対象は、2012年1月1日から12月31日までに出版された単行本で、最大巻数が8 巻までのマンガ作品。その中から第1次審査で審査員投票により選ばれた上位10作品(今年は同位があるため11作品)が選ばれ賞レースを競い合っていた。

2次審査では審査員全員がノミネート作品を読み上位3作品を投票する仕組み。1位は3ポイント、2位は2ポイント、3位は1ポイントが与えられ、全員が投票したポイント数の合算で大賞が決定する。
今回の有効投票者は94名。

最終選考結果は以下の通り。

 
――マンガ大賞2013

●大賞:89ポイント
吉田秋生『海街diary』

●2位:78ポイント(得票同数、2作品タイトル順)
森薫『乙嫁語り』
竹内友『ボールルームへようこそ』

●4位:62ポイント
押切蓮介『ハイスコアガール』

●5位:58ポイント
原作:河原和音 作画:アルコ『俺物語!!』

●6位:40ポイント
松井優征『暗殺教室』

●7位:36ポイント
九井諒子『九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子』

●8位:35ポイント
卯月妙子『人間仮免中』

●9位:30ポイント
原作:貴家悠 作画:橘賢一『テラフォーマーズ』

●10位:29ポイント(得票同数、2作品タイトル順)
岡本健太郎『山賊ダイアリー』
真造圭伍『ぼくらのフンカ祭』

マンガ大賞2013