待たせたな!FINAL FANTASY×メタルギア「究極のキャラ弁」完成披露贈呈式レポート2012年12月18日、『FINAL FANTASY』と『METAL GEAR』の生誕25周年を記念して、ソニー・コンピュータエンタテインメントで「究極のキャラ弁」完成披露贈呈式が行われた。
今回のイベントは、生誕25周年を迎えた『FINAL FANTASY』と『METAL GEAR』の功績と感謝の意を称して行われた。
ファンの意見も取り入れ、ゲームの名シーンや人気キャラクターを使った「キャラ弁」を作って、『PS3(R)』型のお重箱に入れて制作スタッフに贈ろうというものだ。


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ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのプレジデントの河野弘氏と、ゲストの、スクウェア・エニックスのプロデューサーの北瀬佳範氏、コナミデジタルエンタテインメントの小島秀夫監督とアートディレクターの新川洋司氏が登壇した。

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンのプレジデントの河野弘氏 コナミデジタルエンタテインメントの小島秀夫監督 コナミデジタルエンタテインメントのアートディレクターの新川洋司氏

『FINAL FANTASY』は、1987年の発売以来、全世界で累計1億本以上の出荷を達成している超人気RPGシリーズだ。最先端の映像技術や、独特の世界観や、豊なストーリー性で世界中から高い評価を得ている。
『METAL GEAR』も『FINAL FANTASY』と同じく1987年の発売で、累計販売本数が3280万本以上を記録する超人気アクションゲームシリーズだ。戦闘を避け、敵に見つからないように潜入するというステルスゲームのジャンルの元祖で、一般的なアクションゲームとは逆転の発想から生まれた革新的なゲーム性をもつ作品である。

まず、河野弘氏からの挨拶があり、ゲストの3人が登壇した。
小島監督が、「キャラ弁ですが、いつも、おかんが美味しいお弁当を作ってくれなかったので、期待している」と笑いを誘った。

そして、公募から抜粋されたファンからの想いやクリエーターに対する感謝のメッセージが発表された。
ファンの声に対して、北瀬氏は、「とても嬉しい。ゲームは、人の人生を背負っている。人の生き方や考え方に影響を与える。作品に対する責任感が必要だと思った」と語った。小島監督は「非常に嬉しい」。新川氏は「『METAL GEAR』を長い間プレイし続けてくれたんだなと。これからもがんばる」と語った。

それから、『PlayStation(R) 3』型の漆塗りの重箱が河野氏からゲストに手渡され、「究極のキャラ弁」がお披露目された。

「究極のキャラ弁」のお重は、木工職人が技とレーザー加工により本物を限りなく再現し、京都の職人が漆塗りを施した超豪華版。
中身も豪華で、『お米日本一コンテスト』で優秀賞に輝いた「土佐 天空の郷 ヒノヒカリ」や今回のためのブレンド米や、1個500円の卵の「輝」を使用して作られた。

『PlayStation(R) 3』型の漆塗りの重箱が河野氏からゲストに手渡され、「究極のキャラ弁」がお披露目 弁当箱を見て感心するお三方 ファイナルファンタジー弁当を開封した場面
キャラ弁を覗き込むお三方 メタルギア弁当の完成度の高さに驚く河野氏 キャラ弁を覗き込みその完成度に感心する小島氏と新川氏

なにより、リアルすぎるこの「究極のキャラ弁」のクオリティの高さに舌を巻く。

北瀬氏は「クオリティが高い」と、驚いた様子だった。
小島監督は「こんなキャラ弁は見たことがない。共食いだ。蝋人形館みたい」と、驚きながらもユーモアを交えて言った。
新川氏は「良くできている。このままフィギアにしてもいい。ここまで凄いとは思わなかった」と、驚きの声を上げた。

究極のキャラ弁 究極のキャラ弁

最後に、「今日初めて見たけどすごい良い感じ。皆さんに喜んでいただけて本当に良かった。こだわりを形にした。お祝いになったと思う。ユーザーさんの気持ちも嬉しい。25周年だが、30年40年とずっと続けていきたい。継続することに価値がある」と締め括った。

そして、近況について、「生誕25周年を記念して、「ゲームアーカイブス」で配信中の『ファイナルファンタジー』シリーズ全タイトルの半額キャンペーンを実施しています。この機会に過去のFFを復習してほしい」「2013年2月21日に『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』が発売予定です。このキャラ弁にも負けない仕掛けがある」と伝えた。

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(取材:川上竜之介)