3月3日に全国公開が控えている、映画「富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター」。主演している高崎翔太さんと新井裕介さんの試写会イベントの楽屋にお邪魔してきました。

映画「富士見二丁目交響楽団シリーズ 寒冷前線コンダクター」は、秋月こおの同名ボーイズラブ小説が原作。高崎翔太さんと新井裕介さんは、「ミュージカル テニスの王子様」でそれぞれ5代目青学メンバーとして活躍していたのが記憶に新しい。また、最近ではテレビドラマに舞台にと幅広く活躍されており、今最も注目される若手俳優でもある。


そんなお二人が、今回ボーイズラブという難しい作品とどう向き合ったのか?そして出演してみてどう感じたのか?守村悠季と桐ノ院圭という役柄を離れて、それぞれ高崎翔太、新井裕介という人間として語っていただいた。

【そもそもBLっていうジャンルご存知でした?】
▼新井
知ってました。元々アニメや漫画が好きなのでそういった作品を通じてや、あとコミックマーケットではそういったジャンルがあるというのを聞いたこともあったので、以前から知っていました。ただ、実際に読んだりとかという経験はありませんでした。

▼高崎
僕も知っていました。以前『タクミくんシリーズ』という同じくボーイズラブの作品に少しだけ出演させていただいたことがありまして、それで具体的に。
ただ、ジャンル的にはそれ以前から何となく認知的にはいつのまにか知っていました。

【以前からBL作品が好きだったりということは?】
▼新井/高崎
それはないです!(笑)

▼新井
ただ知っていたというだけで、残念なことに好んで読むことはなかったです。

【今回の富士見の台本もしくは原作を最初に読んだ時の印象は?】
▼新井
僕が最初に台本をいただいたときには、もう相手が翔太だと分かっていたんですが、相手が知っていた人間だった……ていうのもあって、「これを翔太とやるのかぁ」と色々と考えてしまいました。

【それは「また共演できる」喜び?それとも「恥ずかしい」という気持ち?】
▼新井
共演できる楽しみもあり、どうなるんだろうという気持ちと……。半分半分ですね。複雑な心境でした。

【高崎さんは今回の富士見の台本もしくは原作を最初に読んだ時の印象は?】
▼高崎
僕は原作小説を読んだのですが、19年前に書かれた作品なのに今読んでも斬新で、『BL』というジャンルを越えて、一つの小説として面白い作品だと感じました。
ただ、自分がやるとなるとちょっと別の話になってきましたが(笑)、ただそれは置いておいて、映像となった時には面白い作品になるんじゃないかと感じました。

【相方が(高崎さん/新井さん)と最初に聞いた時それぞれどう思いました?】
▼新井
あぁ、最初。電話かかってきた時ね。先に知ってたのは翔太なんですよ。

▼高崎
僕はマジかーーーーーーーーって思いました。

【それはどいう意味の「マジか」ですか?】
▼高崎
どうなるコレ(頭を抱える)っていう「マジか」です。
ただやってみると、話やすかったし相談もしやすかったし、一緒にプランを考えたりできたので、後々考えると新井さんで良かったと思っています。

▼新井
翔太とは以前から共演する機会も多く、コンビでお笑いチックな事もやったりしていたので、最初話を聞いたとき「やっぱりそうなのかな」って思いました。

▼高崎
ただ、最初にコンビを組まされたときには違和感あったよね。

▼新井
別の仕事でね。
そうですね、それが2回3回と続いてのお話だったので、「あぁやっぱりこの二人なのかなぁ~」って感じでしたね。なんか妙に納得というか……

▼高崎
しっくり来たよね。(笑)

▼新井
しっくりかぁ~。うん。しっくりね。

【一番印象に残るシーン、もしくはオススメシーンを教えてください。】
▼新井
劇中で何度も出てきて真似もされる、「ストーップ」って桐ノ院が叫ぶシーンですね。まだ見てない方にとっては、ここを是非楽しみに見て欲しいです。

▼高崎
この作品は先ほどの話とも重なるのですが、BL作品という以前に、人間ドラマが主軸の音楽映画だと思うんですよ。
演奏はそんなに上手くはないですけど(照れ笑い)、途中徐々に上手くなって行く様なども見て頂けたらなと思います。

【今回高崎さんはバイオリン奏者という役でもあったわけですが事前に練習は?】
▼高崎
2日間みっちり先生についてまず教えていただいて、その後1週間時間をみて自主練習で頑張りました。
あまり上手くはないですが、そうしたところも是非見ていただきたいなと思います。

【テニミュキャストの方が他にも多数出ていらっしゃいますが現場はどんな雰囲気でしたか?】
▼新井
子供の集まりみたいな感じでした。わちゃわちゃしてて。(笑)

▼高崎
え……でも、テニスのメンバーとはあまりいる時間がなかったので……

▼新井
これいたときの話でしょ

▼高崎
あ……、そうか。僕は撮ってる時間が本当に多かったので、絡める時間がなかったんだ。だからその「わちゃわちゃ感」が味わえなかったんだ……。

▼新井
そうだね。

【今回事前に話題になっている過激なラブシーンの撮影秘話をお聞かせください】
▼新井
翔太に脇腹をえぐられたのが一番のエピソードです。

▼高崎
あぁ……

▼新井
今回の作品は、男性同士が愛し合うという感じの作品ではないんです。
ただ、シーンの中で桐ノ院が悠季を押し倒すというのがあったんですが、翔太が感情移入をしすぎて泣いて暴れてブンブン腕を振り回していたら、その腕が横腹に入って撮影中に横腹をえぐられるという貴重な経験をしました。しかも翔太はそれに気づいていなかったという(苦笑)。

【高崎さんはそれぐらい感情移入してたってことですか?】
▼高崎
事前に、台本を読んで、原作を読んで、漫画を読んでそのシーンを想像していたんですが、実際に演じてみると、ノーマルな男の子が男性に無理やり押し倒されるというのは、想像以上に辛いものなんだな……と、自分の感情と役の悠季との感情がシンクロしてしまいました。

【映画に関わる事で、おまけ質問を1つ。今回の映画でお気に入りの衣装はありますか?】
▼新井
あります。黒のロングコートです。
映画のポスターでも着用しているのですが、このシルエットが凄く綺麗で。

▼高崎
バスローブでしょ

▼新井
バスローブもいいけどさぁ(笑)
で、このポスターでも着ているコートなんですが、ロングコートで欲しいなと思いました。でも、残念ながらいただけませんでした。(笑)

▼高崎
僕は……好きな衣装……なんだろう

▼新井
あるじゃん。ほら……

▼高崎
あ、ワインレッドの。(笑)あれは……、まぁでもジャケットを利用した衣装は好きです。
あとはワインレッドのカーディガン。あれオシャレだよね。

▼新井
オシャレだね。金ない役なのに結構良い衣装着てるよね。

【読者質問なんですが「お二人オフでも本当に仲いいんですか?」というのがあります。】
▼新井
どんな質問ですか(笑)仲はいいですよ。別に。

▼高崎
うん。時々喧嘩したりもするけれど、仲はいいです……

▼新井
それアレだろ。仕事の時だろ!

【最後にそれぞれのファンの方、そして富士見ファンの方にメッセージをお願いします。】
▼新井
「富士見二丁目交響楽団 寒冷前線コンダクター」。この作品はBLというジャンル、そして音楽という2つの側面から多くの方に楽しんでいただける映画に仕上がっています。なので、これからご覧になる方には是非楽しみに、公開までお待ちいただきたいなと思います。
これからも二人頑張っていきますので、是非引き続き応援をお願い致します。

▼高崎
この作品は、どのBL映画よりも違った作品に仕上がっているとおもいますし、人間ドラマであったり、音楽ドラマという観点からもBLという枠を越えて充分に楽しめると思います。
また、今回の作品では、原作のいい部分も僕たち体を張って隠さずに演じたつもりですので、原作ファンの方も是非ご覧になっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

■映画「富士見二丁目交響楽団」STORY
守村悠季(高崎翔太)は富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスター。楽団はまだ素人レベルだけれど、彼はそのリーダー的存在としての自負を持っている。そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・桐ノ院圭(新井裕介)が就任してくる。初対面の時から人を見下ろすようなデカい態度の圭に敵意を覚える悠季。ところが彼のタクトによって、楽団員たちが見る見るうちにレベルアップして……

▼出演:
高崎翔太、新井裕介
岩田さゆり、林 明寛、馬場良馬、NAOTO(ゲスト出演)、木下ほうか、宮川一朗太、徳井 優、国広富之
▼原作:
秋月こお(角川ルビー文庫・刊)
▼監督:
金田敬
▼制作・配給:
ビデオプランニング
▼「富士見二丁目交響楽団」公式ホームページ
http://fujimi-2.com

(c)2012秋月こお/角川書店・富士見二丁目交響楽団シリーズ製作委員会

※掲載されている質問は、以前本誌上で募集した読者質問を基に構成されています。