皆様こんにちは。鉄砲蔵の「ミリタリー魂」第二回目となる今回は、僕の趣味でもあるサバイバルゲームについてちょっとご紹介してみたいと思います。

 モデルガンショップなどで初めて銃を見に来た人やサバイバルゲーム場で初めて参加して人の話を聞くとよく「お金かかるんでしょうね~」なんて言われます。僕もエアガンやモデルガンを買い始めた頃は豪華な銃や装備を持っている人を見てそう思いました。新しく始めようとする人にとってマニアの世界はとっつき難さを感じるんでしょう。

 もちろん、サバイバルゲーム場で上から下まで本格装備でしっかり揃えてるかたもいるにはいますが、みんながみんなそういう訳ではありません。そこで今回は僕の装備含め、どこにでもありそうな近所の作業着屋さんの商品を例にサバイバルゲームの代用品についてご紹介します。

 まずは腕時計。僕が普段タイメックスの代用として愛用しているTrailmasterをご紹介。

タイメックスの代用として愛用しているTrailmaster

 タイメックスは1854年、アメリカコネチカット州に「ウオーターベリー・クロック・カンパニー」として創業、早くから低価格ウオッチを製造して成功したメーカーで、ベトナム戦争当時は「ディスポーザブル(使い捨て)・ウオッチ」を製造、各軍に提供していました。

 写真の右が昔、友人から売ってもらったタイメックスのデジタル時計(価格は良く覚えていませんが、15,000円だったと記憶しています)。

 そして左が代用品として愛用している、日本製アルバのTrailmaster(現在、楽天市場で2,970円、僕が買った当時は新宿さくらやWatch.(ウオッチドット)で2,700円くらいだったと記憶しています。)に上野の中田商店で500円で買ったミリタリーウオッチ用時計バンドを取り付けたものです。一応、一番雰囲気の似た時計を選んで使っています。

上野の中田商店で500円で買ったミリタリーウオッチ用時計バンドを取り付けたもの

 お次は手袋と顔の保護に使えるネックウォーマー。

 手袋はダイソーでオリーブグリーンのものを選んで105円で購入。

手袋はダイソー

 ネックウォーマーは蒲田駅前のドラッグストアで478円で購入しました。

ネックウォーマー

 こうした身に付ける衣類系の装備品の場合、やはり使いこなすほどに消耗したり壊れていくものなので、本格装備に高いお金をかけて買い揃えるよりもこうした安価な代用品の方が汚れや破れなどもあまり気にせず、緊迫したサバイバルゲームの現場では潔く使うことができるので却って重宝したりしています。

 さて、本番です。今回取材した作業着屋さんです。以前、映画を観に行くために第一京浜を自転車で走っている途中、迷彩柄のツナギ作業着が陳列されていたのを見かけ、「これはサバゲーに使える」と考えました。

 なぜミリタリーウオッチを持ちながら代用品を使っているのかと言うと、このタイメックス、長年使っていたら右の写真のように電池交換用の蓋が劣化してボロボロとなり、脱落してしまいました。加えて、真夏の38℃くらいの陽気にサバゲーに使っているとガラスが内側から曇り、文字盤が見難くなってしまうため、そうした状況下にも強いとされる日本製クオーツ時計に一手間かけて代用しています。

今回取材した作業着屋さん

 迷彩服は普通はジャケット、パンツがそれぞれ3,980円くらいで、上下合計で7,960円くらいで割と高価。しかもサバイバルゲームで着用するという前程上、汚れや破れは避けて通れません。

 なので、本来ならば換えも含めて数着もっておきたいところではあるのですが…お財布の事情もあり、そんなに何着も高価な衣装を購入するのはやはり躊躇われますよね。しかも月に何回も着るのではない訳ですから。そこで、この店で見かけた作業着が装備費の節約に使えそうだな~と考えついたわけです。

 今回はこちらのお店内にある商品を例にサバイバルゲームでも使えそうな装備品を鉄砲蔵アイで物色してみたいと思います。

 まずはオリーブグリーンのツナギ、なんと980円!こちら似たようなものが、ミリタリーの専門店ならば10,000円はくだらない商品です。あくまで代用品なので本物とはちょっと違いますが、それでもぱっと見た目そんなに変りません。しかもオリーブグリーンなら色々なフィールド使える便利アイテムになることでしょう。

オリーブグリーンのツナギ

 お次はカーキー色のツナギ。こちらはデザート代わりに使えそうですね。これも専門店でジャケットとパンツの上下を求めれば合計8,000円くらいになるところをこのツナギで代用すれば3,999円で揃います。

カーキー色のツナギ

 その次に発見したのが、シティ迷彩柄のツナギ。シティ迷彩柄というだけで室内サバイバルゲーム向きなのはもちろんですが、ジャケットとパンツを揃えれば8,000円位しますが2,980円で代用できます。

シティ迷彩柄のツナギ

 衣類系の次は、雨の日の必需品。雨合羽。雨具は欲しいのは欲しいのですが、月に何度も行けるわけではないサバイバルゲームで、しかも雨に出会う確率は年にそうありません。

 それなのに専門店だとやはりそれなりの値段がしてしまうものなので、揃えるアイテムとしてはどうしても後の方になってしまいがち。雨具それがここでは3,990円。しかも迷彩柄でもあるため、多少デザインは違うもののそれなりの雰囲気を楽しむ事ができます。

雨具

 その他には、M16用マガジンが5本は入りそうな工具ポーチを発見。1,276円です。

工具ポーチ

 頑丈そうな出来ではありますが、これをサバイバルゲームで使用するには蓋を止めるバックルなどを自作で工具追加せねばならないでしょう。ですがそれさえ改良すれば格安、大容量、耐久あるマガジンポーチになるでしょう。

 今回ご紹介したサバイバルゲーム装備の代用品についてですが、普段の生活の中で気付かないだけで結構あちこちに存在するものです。ダイソーしかり、作業着屋さんしかり。最初にいきなり全ての装備を専門店でそろえるのも勿論いいと思います。ただそれではやはり金額的な負担もそれなりになってしまうもの。

 多少手を加えるものなどもありますが、ちょっとした視点を変えるだけでこうして安価にそれなりの装備をそろえることができます。ちなみに今回取材させていただいた、作業着屋さんの店主にお話を伺ったところ、一時作業着でも迷彩柄が流行った時期があったとか。

 今回紹介した中では、迷彩柄の商品は2アイテムしかありませんでしたが、もしかすると皆さんがお住まいの近所の作業着屋さんにはもっと色んなミリタリー風アイテムが眠っているかもしれませんね。

 フリースウォーマー今回のリポートはこれにて終了させていただきますが、最後に今回自分用に購入したカーキ色のネックウオーマーをご紹介。298円でした。寒空の下長時間潜むこともあるフィールドでは今後大いに役立ってくれそうです。

自分用に購入したカーキ色のネックウオーマー

【今回取材で行った場所】

▼新宿ウオッチドット
〒160-0022東京都新宿区新宿3-29-11
03-3226-6000

▼ナックル六郷店
〒144-0055 東京都大田区仲六郷3-32-6
03-3734-2940