ソーシャルマッチングサービス「おたくま」では、2009年4月27日から12月4日までの期間に収集された13,757名分の情報を元に、「おたく」属 性の趣味を持つ人の所在地や人気ワードランキングをデータとしてまとめ、「日本全国おたくマップ2009年度版」として発表。

今回発表されるデータは、一般的に発表されている「新商品ランキング」や「口コミランキング」など、その時の瞬間風速的な流行ランキングとは異なり、おた く属性を持った人を対象とした当サイトへ会員登録をする際、登録者自身が必須で登録する「おたく属性基礎データ」を元に集計したことにより、より精度の高 いランキングを集計することができました。

なお、今回発表されるのは、おたく属性をもつ人がどの都道府県にどの比率で存在するかを表した「日本おたく人口統計データ2009」と、今年最も「おたく ま」に登録のあった「人気ワードランキング best10」、そして18歳以上のどの世代に最もおたく人口が多いかをあらわした「おたく世代別データ」の3つとなっております。

※「おたくま」では、ユーザー自身によりワードを登録することができます。
今回の発表データでは、正式名称ではなくユーザーが登録したワードをそのまま掲載しております。

新商品の売れ行きランキングなど、瞬間風速の情報に左右されない、真実の「おたく属性」ランキング。 国内最大規模の「おたく」専門会員制サイトだからこそ提案できる、精度の高い「おたく統計データ」を、シー・エス・ティー・エンターテインメント株式会社では今後とも定期的に発表してまいります。

●日本おたく人口統計データ2009 ~おたく人口の半数は関東圏に集中~

本データは、おたく属性をもつ人が住む都道府県を、調査対象となった13,757名中、有効回答者8,479名から集計をし、有効回答者の総数対比で人口比率を表したデータとなる。
今回集計したデータによると、「おたく」と自負する人が最も多く住む県第1位は東京25%、第2位は神奈川10.6%、第3位は大阪8.0%という順番。

1位の東京はさすがというべきか、2位に15%もの差を空けての堂々の1位という結果となっており、また2位の神奈川しかり千葉、埼玉、茨城など「関東」と呼ばれるエリアの数を合わせると、実に全国のおたく人口の約50%近くが東京を中心に集中していることが分かる。

●おたく世代別データ

次は、18歳以上のおたく趣味を持つ人を対象とした世代別統計データ。
男女ともに、21歳から25歳の間をピークに「おたく趣味」をもつ世代が存在している。主な登録ジャンルはアニメやマンガ。

データの特徴としては、男女ともに21歳~25歳をピークに、一気に半数近くへ減少し、以降40歳までゆるやかな減少傾向を描いている。
女性にいたっては、46歳以上はほぼ皆無に等しく、男性にいたっては僅かながらの数にまで減少している。

46歳以上になぜおたく趣味を持つ人が少ないかについては、その世代に今回調査対象となった「おたくま」の様なインターネットサービスやPCなどの利用者 が低いことも考えられるが、その他にも、今では「おたく系イベント最大の祭典」とも謳われるコミックマーケットの初開催が1975年で今年35年目、日本 で最初のテレビアニメシリーズ(鉄腕アトム)が開始されたのが、1963年で今年46年目ということを考えると、そもそも46歳以上の年代には、「おた く」とされる文化や趣味がそもそもあまり浸透していない可能性の方が高いのではないかと推測される。

●瞬間風速のランキングに左右されない!「おたく定番」ランキング!
~2009年最も支持をうけたのは「東方Project」~

ソーシャルマッチングサービス「おたくま」では、サイト特性の「マッチングシステム」を稼動させるため、参加するユーザーは、自身の「珠玉の趣味」を1つだけを選んで登録しなければならない。
今回は一定期間に登録のあったユーザー13,757名を対象に、ユーザーが実際に自身で登録したその、「珠玉の趣味」の登録ワードを抽出し、「人気登録ワード」として、総合/男性/女性の3種類別に集計した。

なお、本データは約半年間収集されたデータを集計しており、売り上げランキングなど瞬間風速ではない「今定番で好まれているランキング」となっている。

▼全おたくジャンルから集計された最も登録の多かったワードランキング
今回集計対象期間となった2009年4月27日から12月4日の間に、「おたくま」に登録があった会員総数13,757名中、有効データ男性9,697名、女性3,794名)のデータから、会員が任意に登録している、おたく属性の「ワード」を抽出し集計した。

人気ワードの総合第1位は、数ある商業タイトルを押さえて、同人サークル「上海アリス幻樂団」の制作した、シューティングゲーム「東方Project」がランクインした。
「東方Project」は、先にも述べた様に企業や商業ベースで企画されているものではなく、あくまで個人レベルの「同人活動」として制作されたゲーム。

現在はその人気から、書籍などが商業出版社から発売されてはいるものの、未だProject本体となるゲームは同人という分野で活動を行っている。

同人というポジション上、あまり商業タイトルなども含まれるランキングではお目にかかることは少ないが、ドラゴンクエストの新作も発売された「ドラクエ年」でもある本年、そうした数ビッグタイトルも押さえてぶっちぬきの支持数で1位を獲得している。

その他、2位のガンダムはシリーズ全般を総括した登録ワードとなっている様で、誕生から30周年を迎えた今年、様々なプロジェクトも企画されたこともあり、新旧多くのガンダムファンが選択している。
3位の「ヘタリア」は、国を擬人化した変わり種のマンガ作品。登場キャラクターの愛らしさから20代女性を中心に圧倒的支持をうけていることもありランク入りしていると考えられる。

なお、男女別の「人気ワード」は以下の通り。

特徴としては、女性は「美麗系」と言われるいわゆる「綺麗な男性」が多く登場する作品が10位以内に多くランク入りしている。
対して男性の場合には、いわゆる「萌え系」と呼ばれる特徴をもつイラストの作品が多くランク入りしている。

●おたく趣味ジャンル別人気ワードランキングベスト5

ソーシャルマッチングサービス「おたくま」には、アニメ・マンガなどの趣味を筆頭に全部で14ジャンルに分かれて、趣味を登録しなければならない。
今回は、2009年4月27日から12月4日の期間登録のあった会員データ13,757名の登録データを対象に、全12ジャンルの人気ワードランキングベスト5を集計した。

やはり近年のヒット作品と往年の名作が混在するランキングとなっている。あわせて、いわゆる「オタク世代」も満遍なく混在しているようにも見て取れる。

これら「おたくま」のデータは、サイト名からも分かるように「おたく」を自負して会員登録されているという分かりやすい点。

作品名からも見てとれるように、「オタク」のテーマやジャンルも幅広くなってきている。 もはや「オタク」というくくり方はナンセンスになってきているのかもしれない。