徳川家康ゆかりの千葉県徳願寺が寺宝を1年に1度の大公開千葉県市川市本行徳にある徳願寺というお寺が、先日、1年に1度だけの寺宝公開日を迎えました。同寺は慶長15年、徳川家康の帰依により建立された寺で、徳川の「徳」の字を貰い受けて名付けられました。本堂には家康から家慶までの12人の江戸幕府将軍と崇源院 (NHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の主人公)の位牌が安置されています。


【安永4年に建立された山門】
山門
【安永4年に建立された鐘楼】
鐘楼
【寺宝の公開場所であるお堂の入り口】
公開場所入り口
※寺宝は撮影禁止の為、写真はありませんが、この点をご理解戴ければ幸いです。

堂内には幾つもの寺宝が展示してありましたが、その中の幾つかを文章でご紹介したいと思います。

まずは圓山應擧(享保18年5月1日生まれ~寛政7年7月17日没)が描いた幽霊画。
應擧が行徳を訪れた際、旅籠で夜中に病気を患っている女中と遭遇し、大変驚いたという。そして、その時の驚きを題材にして描いたのがこの幽霊画だそうです。
電気のない時代だから、夜中に誰かと遭遇すればそりゃあビビるでしょうが、病人を元に幽霊の絵を描くのもヒドイ話ですね(笑)。

次に、圓山應擧が描いた鯉。
恰も紙面の中で本当に泳いでいるかのようです。ギョロギョロした目玉は、現代のアニメキャラクターに通じる趣があります。

3つ目は、運慶(生年不詳~貞応2年12月11日没)が彫った閻魔大王像。
大きく開いた口と、参拝者を真っ直ぐ見つめるまなこは、圧倒的な迫力です。

最後は、宮本武藏(天正12年生まれ~正保2年5月19日没)が描いた八方睨みの達磨。
どこから見ても睨まれているように見える達磨ということですが、参拝者から見て、達磨の顔は右を向き、目玉は左を向いているので、そう見えるのでしょう。

ちなみに以下の写真は屋外にある、宮本武藏を供養するための武藏等身大の地蔵。

地蔵

この他、お茶会も催されていたので、饅頭と抹茶を戴いてきました。場内ではCDプレイヤーによって琴の演奏が流れていたのですが、そのメロディが『創聖のアクエリオン』の主題歌だったので気になってしょうがありませんでした(笑)。

(文・写真:吉五郎)