おたくま経済新聞

ときどきあまり“おたく”らしくない話題もお届けしております「無所可用、安所困苦哉」でございます。今回は“おたくま”らしく、声優・井上麻里奈さんと伊藤かな恵さんがパーソナリティをつとめるラジオ「神戸前向女学院。」のイベント『前向祭2011』のレポートをおとどけします。

神戸前向女学院。では、毎年秋に何かしらのイベントを開催しているのですが、今年は日程・予算が運よくかみ合い、11月13日に神戸で開催されたイベントに参加することができました。

日帰りでもよかったのですが、ちょっと体がツライな（トシなもんで）と思いまして、イベントの前日から前乗りいたしました。まずは社内で無線LANが利用可能なN700系に乗って、いざ大阪へ出発です。

前夜は大阪の知り合いのお店を訪ねたり、関西のおたくまメンバーの方々にお好み焼き屋へ案内していただきました。やっぱり本場は美味いですねー。特に明石焼きはタコも大きくて美味でした。

明けて13日、イベント開場は12時なので、まずは阪急電車に乗って西宮北口へ。

そう、「涼宮ハルヒの憂鬱」の舞台、北口駅です。阪急電車は好きなので、乗るとちょっとテンション張ります。
そしていよいよ駅前公園。

駅前公園は改築されておりましたが雰囲気は伝わります。その後「いつもの喫茶店」のモデルの店へ。しかし昼時で結構混んでいて、時間的にあきらめざるを得ませんでした。

西宮北口駅に戻り、阪急今津線～阪神電鉄～六甲ライナーと乗り継いで、イベント会場へ向かいました。

会場は天井吹き抜けのアトリウムでした。会場全体はこんな感じ。600人くらいのイベントですのでステージが近くていいですね。そしてこの人数なのに椅子があるのはありがたいです。傾斜がないので伊藤かな恵さんは見えづらかったですが（笑）。

会場の外壁に沿って、いろいろなものが並んでいます。

・ハイタッチ手形
井上麻里奈と伊藤かな恵の手形です。ハイタッチができます。

・まえむ旗
寄せ書きの旗。残念ながら書けませんでした。

・収録で着た衣装
魔女の衣装や猫の着ぐるみなど、ラジオなのになぜか衣装がいくつか。

・過去販売されたグッズ等
過去のグッズや、番組内で使われた小道具など

・伊藤かな恵写真集の感想文
購入者の感想文が展示されていました。

・スーパーボール掬い
なんか行列が（笑）

開演時間、二人の声で「開会のことば」が述べられ、いよいよイベントが始まりました。

ステージに登場した二人は制服姿（！）。まずは「神戸前向女学院。」の設定を説明しますが、なんとお二人も「今初めて知った」内容もあるというフリーダム感。さらに過去のイベントの写真などで歴史を振り返ります。
しばらくトークをした後、一旦裏に消えたお二人はジャージにお着替えになりまして、「前女体操」。これは客席も全員参加（笑）。しかしお二人ともちゃんと覚えていない。個人的にはもうちょっと制服姿を拝見していたかった。
また少しトークがあり、続いて「部活紹介」という形で、いい加減な原稿の生アテレコの後、放送の公開録音へ。ここでゲストの鹿野優衣さんがケーキを持って登場し、伊藤かな恵さんの誕生日を祝うサプライズが。かな恵さん驚きすぎです。
公開録音後、前女クイズということで、過去の放送やイベントを元にしたクイズ。３人の声優さん達は間違えたら罰ゲームで「恥ずかしい台詞」を読まなくてはなりません。１問目から麻里奈さんと優衣さんがさっそく罰ゲームとなり、台詞を読んだ後舞台裏へ逃げ去るという行動に。
そしてクイズの５問目、それまでクイズを出してきたスクリーンがいきなり「前女大陸」というタイトルの映像に変わり、「情熱大陸」と同じ窪田等さんのナレーションが。このサプライズはゲストの鹿野優衣さんに向けられたもので、新聞の取材ということで呼ばれた鹿野さんですが、なんと隠しカメラで撮影されていたのです。伊藤さんのバースデーのサプライズを仕掛ける側だったのですっかり油断していた鹿野さん、前向祭では二度目のサプライズをされてしまいました（過去のゲスト出演でもサプライズを仕掛けられています）。しかしあまりにも凝った作りのサプライズに鹿野さんは「予算の無駄遣いだ～」と軽く怒りをあらわしておりましたが、最終的には「怒ってません」との言葉が。

だいぶ時間をオーバーし、イベント本体は終了。その後、３人はもう一度ステージに登場し、今日の感想などを話した後、客席との記念撮影を行い、すべて終了となりました。
小規模故の手作り感が感じよく、大いに楽しませていただいた２時間のイベントでした。
しかし帰りにJRが事故で運転見合わせに。元々阪神で梅田まで出るつもりだったので大丈夫～と軽く流していたら、振替輸送で阪神電車は大混雑でした。

美味しい粉物に聖地巡礼にいろいろな電車への乗車、イベント参加と、楽しい一日でございました。

（文・写真：エドガー）