4月10日、テレビ朝日系列で放送された「マツコ&有吉 かりそめ天国」で、「社内ニートから抜け出したいです」という視聴者からの相談メールに、マツコ・デラックスさんが「なんでもいいからやればいい。コレが正しいはない」と、持論を展開しました。

 この日、番組では、34歳の会社員の視聴者から届いた「社内ニートから抜け出したいです」というメールを紹介。その視聴者は、正社員として勤務しているものの、「優秀な同僚が、来る仕事来る仕事、すべて一人でこなしてしまうため、1年近く大した仕事が回ってこない」そうで、上司に「何かできることありませんか?」と相談しても、回ってくる仕事は雑務ばかりで、途方に暮れているとのこと。そのため、「どうすれば、この社内ニートから脱出できるでしょうか?」という相談でした。

 この相談にマツコさんは、「最初に気になったのが、『優秀な同僚のせいで仕事が回ってこない』っぽいニュアンスだったけど、そんなに自分の方が仕事したいんだったら、その人を超えなきゃ無理でしょ」と、人のせいばかりにするのではなく自分の努力不足と指摘。つづけて「上司の人もちゃんとやってくれるほうに、仕事を回しますよ」とコメント。

 一方、有吉弘行さんは「(その状態が続いていると)今のご時世だとクビになるのかな?」と話し、「(クビにならないなら)じゃあ、いいじゃんという割り切り方は難しいか。もうちょっとしないと」とコメント。すると、マツコさんが「でも、だんだんそれになりつつある」と答え、「ちょっと前にあった『リストラ部屋』みたいなの聞かなくなったもんね」、「今そんなことしたら大変でしょ。訴えられちゃって。労基、出てくるわよ」と話しました。

 そして、「仕事って大変だね」と2人で話し、有吉さんは「タレントはほとんどニート」と話し、「アイドルと宣言しました。お笑い芸人と宣言しました。宣言するのはいいものの、ほとんどがニートだから」と、芸能界の実情を告白。マツコさんも同調し、「ニートだか、なんだか分かんない時期をみんな過ごすもんね」と語りました。さらに、有吉さんは「何を努力していいのか、分からないことも多いし……」と話しました。

 最後にマツコさんは、「今ですら、自分がどう頑張っているのか分からない」と話し、「だから、なんかやればいい。なんでもいいから」と訴えました。そして、「なんでもいいから、やったことを誰かが見ているから」と語り、「コレやったら、正しいはないのよ!」と、自分の過去を振り返りながら話すと、有吉さんも「腐って何もやらないのが一番ダメ」と同調していました。

 なお、この番組の模様は4月17日まで、テレ朝動画および、民放公式テレビポータル「TVer」にて視聴できます。

<出典・引用>
テレビ朝日「マツコ&有吉 かりそめ天国」(4月10日放送)
※画像は番組HPのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)