マガジンに断られちゃうんじゃない?ジャンプは良いって言ってんの?……そんな両編集長の不安をよそに実現した、少年漫画誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)と「週刊少年マガジン」(講談社)史上初の共同プロジェクトが発表されました。4月8日から「週刊少年ジャンプ」と「週刊少年マガジン」の連載作品164タイトルを無料で読むことができるWEBサイト「少年ジャンマガ学園」を開校。その記者発表会が行われたので行ってきました。

 「少年ジャンマガ学園」は、「マンガの学校」をコンセプトにしており、「週刊少年ジャンプ」「少年ジャンプ+」「週刊少年マガジン」「別冊少年マガジン」「マガジンポケット」の計5媒体で連載されている約164タイトル(2019年4月8日時点)を無料で読むことができる期間限定のWEBサイトです。これまでマンガに触れてこなかった若者世代に読んでほしいという想いから、利用者は22歳以下を対象としており、初めてサイトにアクセスした際に「生まれた年」を入力することで認証する仕組みになっています。

 少年ジャンマガ学園記者発表会は、開始から夢の光景が……。週刊少年ジャンプ編集長の中野博之さんと週刊少年マガジン編集長の栗田宏俊さんが同じ舞台に登場。今回のプロジェクトについて、ジャンプ編集長の中野さんが、「本当に実現するんだろうか……。マガジンに断られちゃうんじゃない?」と話すと、一方のマガジン編集長の栗田さんも「まず、ジャンプは良いって言ってんの?ホントにやるの?」と語り、どちらも今までに無い出来事に半信半疑だったとのこと。そして、漫画大好き芸人のケンドーコバヤシさんも登場し、3人の漫画トークが展開されました。

 今回の「少年ジャンマガ学園」について「夢みたいなこと。子供の頃の自分に話しても信じないだろう」と話していたケンドーコバヤシさん。これに対し、ジャンプ編集長の中野さんも「4月1日のエイプリルフールに、ジャンプとマガジンがタッグを組むという情報を流したが、誰も信じてくれなかった」と語りました。

 さらに、自分が子供の頃の漫画について話が及ぶと、マガジン編集長の栗田さんは、「『エースをねらえ』でテニスを始め、『キャプテン』を見て野球を始めた」と当時を振り返り、「両方、集英社の漫画なんですけど……」と会場の笑いを誘っていました。ジャンプ編集長の中野さんも「中学・高校になると、マガジンの漫画にハマっていき、『ミスター味っ子』や『オフサイド』、『名門!第三野球部』をずっと読んでいた」と語りました。

 ケンドーコバヤシさんは、子供の頃に空手を習っていて、お寺でやっていたそうですが、そこには「この蔵には絶対に入るな」と住職から言われていて蔵があり、「そう言われると入りたくなる」と実際に入ってみたら、大量の漫画とエロ本があったそうで、そこで漫画に対する気持ちとエロに対する気持ちが目覚めたとのこと。また、「1・2の三四郎」と「キン肉マン」に夢中になり「この2作品が、今の僕を作ったと言っても過言ではない」と当時のエピソードを告白しました。

 そして、最後にケンドーコバヤシさんが「夢の共闘に、今の若い子たちも乗っかってくれると、さらなる夢の続きが見られるかもしれないので……」と話すと、マガジン編集長の栗田さん「そうですね。ジャンマガなんとかかんとか学園みたいな」と、笑いながら語り、あえて口にはしませんでしたが、もしかしたら、あの漫画雑誌も参加するのでは……?と、期待を持たせてくれました。はたして、今後、この共同プロジェクトをきっかけに、どんな展開を見せてくれるのか、注目です。

(c)少年ジャンマガ学園製作委員会
取材協力:株式会社講談社/株式会社集英社

(取材・撮影:佐藤圭亮)