犬って猫に比べて食べられるものが多く、割と雑食です。それでも食べてはダメなものもありますが、猫に比べて使える食材が幅広く、野菜も好んで食べる犬も多い事から、犬用の手作りメニューなども豊富。そんな手作りの中でも、ハンバーグは玉ねぎなど使えない野菜さえ抜けば、人間用と同じ様に作れ、材料を低脂肪にすればヘルシーにも仕上がります。そんな手作りハンバーグをお行儀よく食べる柴犬の様子が人気です。

 この柴犬は、ぷりんちゃんという1歳の女の子。みんなからはぷんちゃんと呼ばれています。ぷんちゃんはおっとりとした性格で、食に対してもあまり興味を示す方ではなかったそう。あまりの食の細さに、豆柴と間違われるほど体が小さく痩せてしまったほど。そこで、飼い主さんは食の細い愛犬に食べる楽しみを知って欲しくて、手作りご飯を取り入れるようになりました。

 そんなある日のメニューはハンバーグ。「旨いハンバーグを食わせてやるからな!」と、テーブルの上でハンバーグを焼いている飼い主さんに対してお行儀よく座って待っているぷんちゃん。この日の材料は、鶏むねのひき肉に絹ごし豆腐を混ぜ、ペースト状にして焼いたシンプルなもの。ハンバーグ自体には味付けは一切なし。ハンバーグのソースには、犬用牛骨スープに、ミニトマトの水分だけで作ったトマトソース。

焼かれるハンバーグを前に待つぷんちゃん

出来上がるのをじっと待っています

 ぷんちゃん、目の前に出されたハンバーグをとってもお行儀よく食べています。もちろん、トマトソースまでキレイにペロリ。そのお行儀のよさに、「ちゃんと待ってゆっくりキレイに食べて、とてもお利口さんですね」「食べる速度がゆっくりなの偉いですね…!かわいい!」とお行儀の良さに絶賛の声が多数。また、「素材から全てこだわっていて勉強になります…!」「たまに人間食を平気であげて自称愛犬家を名乗る輩も少なく無いので一瞬『え!!』と思いましたが、、、ちゃんと説明読んで配慮したメニューで愛を感じました」といった声も。

食べ方がお上品

最後までキレイにペロリ

 飼い主さんによると、食が細くあまりドッグフードも食べないぷんちゃんに週に一度、米粉を使ったパンケーキやささみジャーキーなどのおやつを作ってあげたり、たんぱく質多めな手作りご飯を作ってあげたりする様になってから、ドッグフードもよく食べるようになったとの事。手作りのご飯を作って出す事で、食べる楽しみを知る事ができたのかもしれません。

 それにしても、美味しそうなハンバーグ。ぷんちゃんが良く味わっている姿も見ていて飽きないくらいです。愛情がたっぷり詰まった手作りご飯は、ぷんちゃんの一番の元気のもとかもしれませんね。

<記事化協力>
柴犬ぷんちゃんの飼い主さん(@punchan6)

(梓川みいな)