日本の伝統的な折り紙。海外でもその美しく折られた造形は人気で、特に折り鶴は象徴的な折り紙の造形として人気。そんな折り紙でできた船が、イギリスの庭園にある池にたくさん浮かんでいるのですが、そのセンスがとても美しく感動的です。

 イギリスのキュー王立植物園(Royal Botanic Gardens,Kew)の池にディスプレイされている、折り紙の船。その船が水に映ると、星型に見えるのです。これを見た、ネットユーザーの“カミキリムシあんな”さんが、「キュー植物園にて。折り紙の船を湖に浮かべて水面の反射で星型に見えるという、クリスマスのデコレーションなんだそう。イギリス人天才かよ。これ本当に感動した。その発想はなかったわ、こんな風に折り紙を使ってくれて日本人として超嬉しいわ、ありがとう(大泣き)」と、その光景を写真と共にツイッターに投稿ところ1万5千回以上RTされるなど大きな注目をあつめています。とはいえ、折り方はヨーロッパにある折り紙文化のボートという折り方のようです。これらは11月22日からは夜間のライトアップもされ、色とりどりの船の星を見る事もできるそう。

 キュー王立植物園は、日本の盆栽や庭園、日本民家もあるという、日本と縁の深い植物園。現地にはファンも多く、イギリスでは折り紙自体も人気があるのだそう。

 この幻想的な折り紙のインスタレーション作品に多くの人が感動し、「ホントに星に見える 水の反射を利用したこの発想に感動」「これはホントに凄い。船の折り紙を水に浮かべて、水面に映る姿と合わせて星型に見える…。It’s cool !」「折り紙が反射してるのも綺麗だし、木々が湖に反射してるのも綺麗……自然に囲まれた湖に浮いてるのが折り紙っていうギャップ?が素敵」といった感想が寄せられています。

 一度現地で実際に見てみたくなるこの作品。日本でもこの様な作品展示があるといいですよね。

<記事化協力>
カミキリムシあんなさん(@_annapurna_)

(梓川みいな)