20歳の誕生日、あなたはどんなふうに迎えましたか?もしこんなプレゼントをもらえたら……というアニメ動画がYouTubeに公開され、反響を呼んでいます。

 2018年10月3日に公開されて以来、わずか1日で再生回数が120万回を突破したという「ROAD TO YOU ~星降る丘の約束~」と題された3分43秒の動画。ダンロップのスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX 02」をフィーチャーしたものなのですが、内容は全くタイヤと関係のない独立した作品になっています。監督を務めたのは「ローゼンメイデン」シリーズや「機動戦士ガンダム サンダーボルト」シリーズで知られる松尾衡さん。キャラクター原案はスタジオジブリ出身のやぼみさん、制作はサンライズです。

 作品の舞台は北海道。20歳の誕生日を迎えたゆい(CV:悠木碧)は、パーティーのあと、自宅でいつしか寝こけてしまっていた様子。母親(CV:斎藤千和)に呼びかけられて目をさまします。誕生日のお祝いに「星を見に行かない?」と誘われて、ゆいは母親と共に二人きりのドライブに出かけることに。

 喫茶店でちょっと贅沢なティータイムを楽しんだり、美瑛の丘を思わせる見渡す限りの雪原で、風に舞うパウダースノーに顔をしかめたり。そしておみやげ屋さんで名物のライスドッグ(旭川名物の「ジュンドッグ」に似ています)を買い込んだりして、なかなか充実したドライブのようです。母親によると、このコースはゆいの小さい頃に何度も行った思い出のあるもののようですが、ゆいは思い出せません。いつしか日は落ち、車は牧場にある丘の展望台へ。


 星を見るために、トランクから天体望遠鏡を取り出すゆい。その鏡筒に貼られたシールで、ゆいはハッと気づきます。ここは父親が元気だった頃、一緒に何度も星を見にきていた場所だったことを……。


 父親(CV:岡本信彦)が言っていた「星を見るときのおまじない」の数字を赤道儀に入力すると、小さい頃には見えなかった星が、ぼんやりと輝いています。母親はそっと、ゆいに父親が生前に書いていた手紙を手渡します。ゆいが生まれる少し前に20年周期の彗星を発見し、家族3人の名前をつけたこと、ゆいが20歳の誕生日を迎え、その彗星が回帰してきたとき、一緒に見るのが夢だったこと……。おそらく、亡くなる直前に書かれたものだっったのでしょう。一緒に見られないことのお詫びと、悲しいこと辛いことがあったら、この彗星を思い出して欲しいと綴られています。



 彗星は、発見者の名前が先着順で最大3名までつけられることになっています。この規則を利用して、ゆいの父親は家族3人の名前をその20年周期の彗星に命名したのでした。20年というのはでき過ぎだと思うかもしれませんが、約20年前の1996年に発見されたジェディキ彗星(268P/1996A1)は周期が19.8年と、非常に近い周期を持っています。彗星とともに届けられた父親の想いに、ゆいは涙を流すのでした。


 このストーリーを支えている主題歌は、須田景凪さんの「レソロジカ(アニメVer.)」。レソロジカ(Lethologica)とは、英語で「使いたい言葉が忘れてしまって思い出せない」ことを表す言葉。まさにこの動画のテーマを一言で表現した佳曲です。

 「ROAD TO YOU ~星降る丘の約束~」再生100万回を記念して、BGMを須田景凪さんの「レソロジカ」ピアノアレンジVer.にした動画も特別公開が決定しました。須田さん自らが楽曲をピアノアレンジ。また違った世界が広がります。

 また、本作品に関わった松尾監督、須田景凪さん、やぼみさん、悠木碧さん、斎藤千和さん、岡本信彦さんなどのサインが書かれたグッズのプレゼントキャンペーンを10月5日から実施。なんと直筆サインが書かれたスタッドレスタイヤ(WINTER MAXX 02)をDVDケースにした「タイヤ付きDVD BOX」のほか、キャスト3名のサインが書かれた台本を抽選で合計4名にプレゼント。DVDにはアニメ本編のほか、キャストがプレスリリースを読み上げた映像、予告映像も特典として含まれており、貴重なものとなっています。

 応募方法はダンロップの公式Twitterアカウント(@DunlopTyresJp)をフォローの上、このキャンペーンに関する投稿をリツイート(公式リツイート)。応募期間は10月5日13時~10月26日23時59分となっています。また、ダンロップの「ROAD TO YOU ~星降る丘の約束~」特設サイトには、作品に関する情報も掲載されているので要チェックです。

情報提供:住友ゴム工業株式会社

(咲村珠樹)